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転職コンサルタントとの面談の流れ

初めて転職活動を行う人にとって、最初に緊張する場面は転職コンサルタントとの面談かもしれません。いったい何を聞かれるのかがわからなければ、尚更不安と緊張が高まってしまいます。
転職コンサルタントとの面談は、将来、希望の企業に転職できるか否かを左右する大切な場面です。だからといって無駄に緊張する必要はなく、どんな流れで面談が行われていくのかを前もって把握しておけば安心して臨むことができます。
面談にかかる時間は60分~90分程度です。転職コンサルタントとの面接ではどんな事を聞かれるのか、順を追ってお伝えしましょう。
1.挨拶・自己紹介
まずは、初対面なので担当のコンサルタントと転職希望者それぞれが挨拶・自己紹介を行います。面談は転職エージェント会社の面談ルームで行われるのが一般的です。
コンサルタントは自己紹介することに慣れていますので、比較的フランクに話してくれます。先方が話している間はしっかりと傾聴の姿勢を見せましょう。傾聴とは、単にうなずいたり相槌を打つのではなく、話を理解し反応を示しながら相手が話しやすい状態にすることを言います。
一方、転職希望者は初めての面談でもあり何を伝えたら良いのか戸惑ってしまいがちです。1分程度で自分の魅力が伝わるような、簡単な自己紹介をできるようにしておきましょう。
2.職務経歴書の内容に沿ったヒアリング
次に、職務経歴書を基にしてこれまでの転職状況や理由、またスキルやプロフィールについてのヒアリングが行われます。
コンサルタントは事前に提出されている職務経歴書を見ながらヒアリングをしますので、作成した職務経歴書の写しを見返しておくと円滑に言葉が出るのでおすすめです。
複数の会社で働いてきた方は、年号で記憶するよりも何歳でどんな仕事をしていたのか、どんなことが得意なのかを頭の中に入れておくと、コンサルタントと自然な会話をすることができます。
ここで大切なポイントは、自己アピールを存分にすること。スムーズに自己アピールができるよう、やはり事前に練習しておくことが大切です。
3.具体的な希望する求人の諸条件についてのヒアリング
大まかな職務経歴をヒアリングした後は、具体的な転職希望内容についてのヒアリングになります。
この段階では、希望職種・年収・条件について詳しくコンサルタントに伝えることが必要です。しかし、あまり条件が多すぎると紹介する求人がなくなってしまうので「これは譲れない!」という条件だけにしましょう。
転職コンサルタントは、具体的な希望をヒアリングすることで転職希望の本気度合いを見ています。
場合によっては、他の転職エージェントに登録しているかを聞かれることがあるのですが、状況を確認することで求人案件が被らないかも同時に確認しているので、正直に受け応えして問題ありません。
もし、心配なようであれば「他社エージェントに登録はしていますが、実際に面接に伺ったのは御社が初めてです。」などと誠意のある受け応えをすれば尚良いでしょう。
4.求人情報の提案
コンサルタントは転職希望者とのヒアリングによって条件に合うような求人があると判断すれば、面接当日にでも紹介をしてくれます。
大手の転職エージェントの場合、50~100社近い求人を紹介されることがありますが、事前に希望の詳細を伝えているので条件とズレている求人が多い場合は、その部分をコンサルタントに伝えましょう。
自分の条件に合致している求人内容であれば、この場で受けることができますが、あまりピンとこない案件であれば無理に受ける必要はありません。
求人紹介を見送ったからといってマイナス要因になることはないので心配は不要です。
5.今後の動きや流れについての説明
面談の最後には、今後の動きや流れについての説明があります。ここまでの流れで疑問点や質問があればコンサルタントに確認し、疑問はクリアにしておきましょう。
今後の連絡方法はメールが良いのか電話でもOKなのかなど、どのような手段があるのかを確認しておきます。その際の時間帯の指定があるかなどについても説明がなされますので、しっかりと共有しておきましょう。
面談中は、可能な限りメモを取り後から見返せるようにしておけば安心です。
転職コンサルタントとの面接は合否があるわけではないですが、これから始まる企業との面接に向けての準備だと思って、真剣に取り組むことをおすすめします。
流れを抑えれば、転職コンサルタントとの面談も心配なし!

