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ドローン開発を行うACSLの転職事情。転職難易度や口コミなどを解説

「技術を通じて、人々をもっと大切なことへ」というミッションのもと、産業向けのドローン開発を行っているACSL。
物流はもちろん、空撮や煙突点検、下水道点検といった幅広い領域での活躍が期待されるドローンを開発していることで注目を集めている企業です。
また、物流や煙突点検に用いられるドローンについては量産開発も行っています。
そんなACSLは、社内SEやマネージャー候補といった職種で中途採用を募集しています。
次世代のコアとなりうる技術開発を手掛けている企業ということもあり、将来性も高い企業です。
この記事では、ACSLへの転職を検討している方へ向けて、事業内容や口コミなどを解説します。

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この記事でわかること

  • ACSLの企業概要
  • ACSLの転職ポイント
  • ACSLの社風や企業文化

ACSLに転職するポイント

ACSLの特徴

POINT

  • ・ドローンの技術開発を行う企業
  • ・ドローン関連企業全700社のうち、唯一のドローン専業に展開
  • ・自社で開発した独自の自立制御システムを用いており、技術力が高い

ACSLへ転職するポイント

POINT

  • ・社内SEやマネージャー候補などで中途採用を募集中
  • ・時期によって求人は異なるが、技術系のものが多い
  • ・面接ではこれまでの経験や専門知識などが重視される傾向あり

ACSLの企業概要

会社名 株式会社ACSL
本社所在地 東京都江戸川区臨海町3-6-4 ヒューリック葛西臨海ビル2階
社長 鷲谷 聡之
設立 2013年11月
株式 上場(東証グロース)
株主構成 日本郵政キャピタル(10.17%)
野波健藏(9.69%)
iGlobeプラチナ・ファンド2(7.04%)

ACSLの売上

ACSLの売上推移

事業年度 2019年 2020年 2021年
売上高 1,278百万円 620百万円 501百万円
経常利益 231百万円 -1,081百万円 -1,213百万円

ACSLの最新ニュース

ACSLの事業内容

ACSLの主力事業は、ドローンの技術開発です。
上空を飛行することができる小型ロボットであるドローンは、次世代の物流を担うことはもちろん、煙突や下水管の点検など、幅広い分野での活躍が期待されています。
2022年11月現在、ACSLはドローンに関連する企業700社のなかで唯一のドローン専業上場企業です。
ドローンの開発プロセスは、顧客先からの受注と特注システムの設計開発、機体の生産と販売に分かれます。
ACSLでは、顧客先における既存システムに合わせた独自システムの開発設計からプラットフォーム機体の販売まで、一気通貫していることが特徴です。
もともとは千葉大学の研究室からスタートした企業ですが、さまざまな国籍の社員が在籍しており、産学官連携で技術開発に取り組んでいます。

ACSLの募集要項

社内SE

情報システム部門のマネージャー候補として、社内のIT基盤の整備やセキュリティ強化、ネットワークの管理などを行います。
ITプロセスのドキュメント整備や社内教育を含めた運用まで幅広く担当する責任のあるポジションです。

必須な経験・スキル

  • ・ネットワーク環境の設計構築経験
  • ・英語でのコミュニケーションが可能

ACSLの転職難易度

ACSLの転職難易度は比較的高いです。
ACSLでは、技術系の職種を中心に中途採用を募集しています。
エンジニアとしての知識や制御工学などの専門知識が求められるものが多いです。
また、ACSLの社内は25%程度の社員が外国籍であり、英語でのコミュニケーション能力も求められます。
専門知識と言語力を兼ね備えた高い能力を持った人材が求められるのがACSLの特徴です。
今後ドローン市場が成長するにつれてACSLの規模も拡大していくことが見込まれます。
将来的に営業や経理、人事など技術系以外の求人が出る可能性もゼロではありません。ACSLへの転職を検討するのであれば、自分に合った求人がないかどうかをよく見極めると良いでしょう。

ACSLが転職者に求める人物像

ACSLは、社員インタビューのなかで採用の際に重視するポイントを3つ掲げています。
1つ目は、「求めているスキルを持っているか」という点です。
ドローンは盛んに技術開発が行われている分野であり、ACSLで活躍するためには同社が求めているスキルや専門知識を持っていることが欠かせません。
2つ目と3つ目は、それぞれ「企業理念にフィットするマインドセットを持っているか」「コミュニケーションスキルを持っているか」という点です。
ACSLで一丸となってドローン開発に臨むために必要なパーソナリティを持った人材だという点をアピールするようにしましょう。

ACSLの転職までの流れ

ACSLの選考フロー

エントリー・書類選考

一次~二次面接

想定選考官:チームリーダー・人事担当
想定内容:ACSLに入社したあと、具体的にどのような仕事に携わることができるのかという点が重視されます。

最終面接

想定選考官:社長・役員
想定内容:これまでの面接同様、自身のスキルをどう仕事に活かせるのかやACSLの将来に活かせるのかが重視されます。

内定

ACSLの面接形式

ACSLの面接回数は2回〜3回となっています。
場合によってはWeb面接を実施してもらうことも可能です。
選考の過程で希望があれば、現場見学を行うこともできます。
面接1回あたりの時間については情報がありませんでしたが、標準的な面接時間である30分〜45分程度と想定しておきましょう。

ACSLの面接内容

ACSLの面接では、「あなたの持っているスキルは何か?」や「それをどうACSLでの技術開発に活かせると考えているのか?」という点が非常に重視されます。
ACSLは技術開発に積極的な企業ですが、それをさらに加速させていくためには専門的な知識やスキルが必要不可欠です。
特に技術系の職種への転職を目指す際は、専門知識を持っていることはもちろん、それをどうACSLに活かせると考えているのかまで踏み込んで回答を練っておきましょう。
また、「コミュニケーションに自信はあるか?」という点についても触れられます。
先述したように、ACSLでは社員間のコミュニケーションを重視しているのが特徴です。
また、時には「英語でのコミュニケーションは問題ないか」と聞かれることもあります。
時間に余裕がある場合は事前に英語試験を受験しておくなど、客観的に英語力を証明できるようにしておくと好印象です。

ACSLの選考対策・口コミ

最新情報

・公式サイトに載っている求人は比較的少ない
・求人情報はリクルートなどでも確認できる
・スキルや経験などを問う質問が多い

技術、30代前半、男性
「制御工学についてどのような知識を持っているか」といったことを聞かれました。専門性がどれほどACSLにフィットしているかを重視された印象です。
エンジニア、20代後半、男性
「これまで携わったプロジェクトについて教えて下さい」といわれました。また、どの部分を実装したのか、どのようなフレームワークやどのようなプログラミング言語が使えるのかという点にも触れられました。
管理、40代前半、男性
「これまでの経験で最もアピールできるポイントは何か」と聞かれました。全体的にとても和やかな雰囲気での面接で話しやすかったです。
人事、30代前半、男性
「前職で学んだことをどうACSLへ活かせると考えているのか」と聞かれました。それほど答えにくい質問はなく、話しやすい雰囲気でした。また、希望したため現場の見学をさせていただきました。
広報、30代前半、女性
「ACSLの事業内容について何を知っているか」と聞かれました。また、「英語でのコミュニケーションはできるか」といわれ、TOEFLやTOEICの点数を聞かれました。

ACSLで働いている方の評判・口コミ

技術、在籍3~5年、男性
トップダウンの社風があり、社長のカリスマ性によって成り立っているような印象を受けます。ドローンという最先端の技術に携わることができる、おそらく日本唯一の上場企業です。まだまだ発展途上ということもあり、手を挙げればさまざまな仕事をやらせてもらえる点も好印象です。ただし、工程管理やプロジェクト管理の手はずが整っておらず、いきあたりばったりになってしまっている場面があります。
エンジニア、在籍1~3年、男性
社風は比較的自由で、ベンチャー企業らしく風通しは良いです。特にエンジニア系の職種はアウトプットさえ出していれば出社時間を縛られない働き方を採用しているため、働きやすい環境だと感じている社員が多いのではないでしょうか。一方で役員クラスには技術系出身の人が少なく、社内でのエンジニアの立場が少し弱く感じることもあります。
広報、在籍3~5年、女性
以前はドローンの技術のみを専門として行っていましたが、最近は制御技術の開発にシフトしつつあります。社内の人員が定着しづらく、技術の裏打ちができていない点がやや問題点かもしれません。外国籍の社員が多く在籍しており、多様性に理解のある社風です。社内では英語でのコミュニケーションと日本語でのコミュニケーションを場面によって使い分けています。
口コミの要約

ベンチャー企業らしく風通しの良い風土があり、自由な働き方ができる企業だという口コミが多く寄せられていました。一方で工程管理が確立されていない点や、優秀な人材の定着率が低い点を問題視する意見も少なくありません。ドローン市場が拡大するにつれて成長することができるため、将来性は市場規模に強く依存するのではないかという声も聞かれました。

ACSLの年収・給与

年収 692万円
ボーナスの有無 記載なし
昇給制度 年1回
残業手当 有り
固定残業手当 記載なし
通勤手当 有り
住宅手当 有り(条件付き)
福利厚生 各種社会保険完備、社内フリードリンク・フリースナック、自己啓発サポートなど

ACSLでの転職者の出世難易度

ACSLの出世難易度は中程度です。
ACSLでは、実力主義を中心とした評価を行っています。
ベンチャー企業ということもあり、評価体制がそれほど確立されているというわけではありません。
周囲とのコミュニケーションを積極的に取れる人材が活躍できる環境だという意見がありました。
また、手を挙げれば積極的にやらせてもらえる風土があるため、次々と新しいチャレンジをする人材に出世するチャンスがあるのもACSLの特徴です。
転職者だからといって出世が不利になるということは全くないため、積極的にさまざまな仕事に挑戦していきましょう。

ACSLはどんな人が働いている?

ACSLの従業員数

70名

ACSLの平均年齢

38.2歳

ACSLの平均勤続年数

3.0年

ACSLの社風

ACSLの社風の特徴として、多様性に富んだ雰囲気があるという点が挙げられます。
ACSLの社員は実に25%が外国籍であり、社内では英語も頻繁に飛び交っているのが特徴です。
もちろん英語ができなければ入社できないというわけではありませんが、語学研修に補助金が出るなど、企業は極めて教育に積極的だといえます。
さらに、ベンチャー企業らしい風通しの良さもACSLの特徴です。
社内では「キャンプ」というイベントが開催されることがあり、そこではホテルなどで普段顔を合わせることのない社員同士のディスカッションやグループ活動が行われます。
社員同士の親睦を大切にしながら、和気あいあいと働こうという風土はACSLならではといえるでしょう。

ACSLのワークライフバランス

副業可否 記載なし
勤務時間 9:00〜18:00
休日 土日祝日(完全週休二日制)
その他の休日・休暇 年次有給休暇など
平均残業時間 情報なし
フレックス制度 記載なし
リモートワーク 有り
産休・育休制度 記載なし
時短勤務 記載なし

ACSLの社長

鷲谷 聡之

1987年生まれ。
2013年にマッキンゼー・アンド・カンパニー・インク ジャパンへ入社。
2016年にACSLの執行役員Vice President、その後、取締役最高財務責任者兼再興戦略責任者に就任。
2017年に取締役最高事業推進責任者、2018年に取締役最高執行責任者に就任。
2022年より、代表取締役社長を務めている。

ACSL現職、OB/OGの有名人

早川 研介

2012年にマッキンゼー・アンド・カンパニー・インク ジャパンへ入社。
2015年にKKRキャップストーンへ入社。
2017年にACSLの最高財務責任者兼最高経営管理責任者、取締役最高財務責任者兼最高経営管理責任者に就任。
2021年より、取締役CFOを務めている。

ACSLの転職に関わるQ&A


ACSLでは、女性社員が多く活躍しています。
一方で、産休や育休といった制度面はそれほど整っておらず、社員間の相互理解で女性の働きやすさが実現しているというのが現状です。
評価制度は男女関係なく平等に評価されるため、キャリアを追求したいという女性にとってはおすすめできる企業です。

ACSLの強みは、なんといってもドローン事業を手掛けているという独自性の高さです。
上場企業のなかでは唯一ドローンを専業としている企業であり、今後ドローン市場が拡大するにつれて急速に受注が増えることが見込まれています。
一方で、ドローン開発には試行錯誤がつきものなため、失敗が立て込んでしまっているという口コミもありました。
未だ技術開発の余地はありますが大学発の企業ということもあり、他社と比較すると技術力は抜きん出ています。

ACSLへ転職する方法

まずは公式採用HPで概要をチェック

ACSLの公式HPにある採用情報ページからエントリーできます。
採用情報ページには、企業メッセージや求める価値、行動規範など、さまざまな情報が掲載されているため、一度目を通しておくと良いでしょう。
ただし、公式HPからの応募の場合、どうしても時間がかかってしまう傾向にあります。
できるだけ時間をかけずに転職したい場合や公式HPに載っていない求人に応募したい場合は、転職サイトの活用がおすすめです。

年収アップの転職を目指すなら「ビズリーチ」!

ビズリーチの主な特徴は以下の通り!

・年収1,000万以上の求人が3分の1以上
・厳選された企業からのヘッドハンディング
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ビズリーチには、年収1,000~2,000万円の案件も多く、今より年収を上げたい方には、今後のキャリアを考える上で、特におすすめの転職サイトです。
また、ビズリーチでは、職務経歴を登録しておくことで非公開情報の閲覧が可能になり、自分のスキルや希望に合った企業からヘッドハンティングを受けることも可能。
より自分に合ったヘッドハンティングを受けたいなら、すぐに職務経歴を登録することをおすすめします。

機械メーカーの募集要項を一緒に確認するなら「転職サイト」

転職サイトを活用してACSLに転職するなら、製造を行う競合他社の募集要項を比較することが可能な「doda X(旧:iX転職)」がおすすめです。

転職サイトを活用するメリットは、

  • ・空いた時間に転職活動を行える手軽さ
  • ・求人案件数の豊富さ
  • ・求人案件確認~応募までのスピード感

転職サイトは、空いた時間を活用して転職活動を行えるという手軽さがあるので、比較的時間をかけずに転職することが可能です。
また、求人案件が比較的豊富であり、求人案件の確認から応募までがスピーディーに進みます。
できるだけ時間をかけずに転職したい方やさまざまな企業を比較したい方は、転職サイトの活用がおすすめです。

製造を行う企業の募集を比較するなら「doda X(旧:iX転職)」

doda X(旧:iX転職)では、製造を行う競合他社の募集要項を確認することが可能です。

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