「もっと楽に生きたい・・・」傷つきやすく敏感な自分と上手く付き合うコツ

「人の目が気になって仕方がない」
「職場に不機嫌な人がいると緊張してしまう」
「何気ないひと言がずっと心に残ってしまう」
「都会が好きなのに人ごみにいると疲れてしまう」
「社交的と言われるけれど1人でいる時間が安心する」

このような思いを抱え「これって自分だけ?」「自分はダメな人間だ」と長く悩んでいる人もいるかもしれません。

 

しかし「傷つきやすい」=「ダメ」ではありません

 

「傷つきやすい人」は繊細な心の持ち主、そして感じる力が強い人。他の人より優れている部分もあります。

 

この記事では、相談員としての職務経験がありメンタルケアの知識もある筆者が傷つきやすいのはなぜかを深堀し、傷つきやすい自分と上手く付き合う方法を紹介します。

目次

傷つきやすい人の特徴

 

「傷つきやすい人」は、感じる力がとても強い人。

 

相手の心の変化
相手の表情の変化
場の雰囲気
自分の心の変化
環境の変化

 

このようなさまざまな事を常に敏感に感じているので、心身ともに疲れやすくなります。

 

心身共に疲れやすいだけでなく、時には自分の意に反しても相手の感情を優先させてしまうこともあるため、ストレスを感じやすい傾向もあります。

 

中には環境に非常に敏感で、妙に光を眩しく感じたりや音を大きく感じてイヤホンが手放せない人もいるかもしれません。

 

周囲の人は普通に過ごしているのに自分だけ感じ方が違うことに戸惑い、「自分はおかしいのか」と思ってしまいます。

 

傷つきやすい人の中には「明るく、社交的な人」と周囲から思われている人もいます。誰とでも打ち解けられて、コミュニケーションも上手。

 

しかし本当はささいな言葉に何度も傷つき、長く人と接していることで疲れてしまう。周りからの評価と自分の本心が矛盾してしまうので、「自分は二重人格かもしれない」と不安を感じることもあるでしょう。

 

「傷つきやすい人」は他人と自分は違う、他人にはわかってもらえないという否定的な気持ちが強いので、自分を素直に表現することも苦手。うまくわかってもらえずにさらに傷ついてしまうのです。

「傷つきやすい」原因

 

なぜ傷つきやすいのか、その原因として次のようなことが考えられます。

プライドが高い

プライドが高いと傷つきやすい傾向に。プライドが高い人は「自分には人より優れた点がある。だから自分は他人から尊敬される存在だ」と思っています。

 

そのため軽はずみな冗談でも「尊敬されるべき自分に対してそんなことを言うなんて」と自分のイメージと現実とのギャップに戸惑い傷ついてしまうのです。

 

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自信がない

自信がない人は、他人の評価によって自分の価値を確認しようとします。そのためいつでも他人の目や言葉を気にしていて「自分はこれでよいのか」と不安な気持ちになっているでしょう。

 

そこで「こうした方がよいのでは」と前向きなアドバイスをもらっても、「これではダメだということだ」と否定的にとらえ傷ついてしまいます。

 

自信がないために他人の言葉を素直に受け入れることができないのです。

 

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自分より他人の感情を優先させてしまう

人の気持ちを考えすぎてしまう人も傷つきやすいでしょう。

 

ランチのドリンクは同じものを頼んだ方が相手が喜ぶだろうと考えたのに「あ、真似した」とひと言。

 

実際は喜んでくれたかもしれませんが、そのひと言に深く傷つくのは「本当はコーヒーが飲みたい」という自分の気持ちに素直に従わなかったから。

 

自分より他人を優先させたのにその報いがなかったとショックを受けるのです。

他人の感情に同化してしまう

傷つきやすいのは他人の感情も自分のものとなっているからかもしれません。

 

例えば映画の暴力シーンを目にしたとき。まるで自分が暴力を受けたかのように痛みを感じ、精神的にも落ち込んでしまうことはありませんか。

 

傷つきやすい人は他人の感情に同化しやすいため、自分の身に起こっていないことでも傷ついてしまうことがあるのです。

感性が優れている

傷つきやすい人は他人の心の変化に敏感です。

 

本当はそう思っていない、うわべだけの言葉を見抜く力に優れているため、傷つきやすいのです。

 

他人の言葉や姿勢、雰囲気を敏感に感じ取る優れた感性の持ち主だからこそ、どんなに優しい言葉をかけられてもごまかされません。

「傷つきやすい」は欠点ではない

 

「傷つきやすさ」を感じる多くの人が生きるのが難しいと感じているかもしれません。

 

確かに傷つきやすいことで辛いことも多いでしょう。しかし「傷つきやすい」人しか持っていない力があります。

 

傷つきやすいことは、決して悪いことばかりでもないのです。

感受性が高い

傷つきやすい人は感受性が高い人。1つのことからたくさんの情報を得る力があります。そのため、キャリブレーションが上手です。

 

キャリブレーションとは円滑なコミュニケーションの基礎となるスキルの1つで、相手の様子をよく観察すること。

 

傷つきやすい人はキャリブレーションが上手なので、相手に合わせたコミュニケーションをすぐに取ることができるのです。

 

職場の雰囲気を感じるのも得意なので、例えば、ミスしたことでチームの雰囲気が悪くなったと思ったらさりげなくフォローする発言をして場を明るくすることもできるでしょう。

高い共感力を持っている

傷つきやすい人は共感することが得意です。相手の心を敏感に感じ取りその気持ちに寄り添うことができます。

 

「共感」はコミュニケーションにおいて重要なポイントの一つ。初対面の人でも早く打ち解けることができるのも傷つきやすい人だからこそ。

 

まだあまり知らない人に対しても相手に共感することができるのです。共感されると相手は安心してコミュニケーションをとることができるため、その後の仕事も進めやすくなります。

 

また傷つきやすい人は自然と友達が増えていきます。親身になって話を聞いてくれるので 悩みを打ち明けやすく、頼りがいのある人と思われるからです。

リスク回避能力に長けている

傷つきやすい人は危険を察知することも得意です。細かいところにまで気が付くので仕事上の様々なリスクに気付き、早めにリスクを回避できるでしょう。

 

さらに丁寧なタスク管理を作成するため効率よく仕事をすることができ、高評価が期待できます。

傷つきやすい人が少しでも楽に生きるコツ

 

傷つきやすい人は毎日の中で疲れてしまうことが多いはず。

 

少しの疲れもそのままにしてしまえばやがて大きなストレスとなり、体に影響が出てくることもあるでしょう。

 

大きなストレスを抱える前に少しでも楽になれる方法を紹介します。

自分を受け入れる

「傷つきやすい」=「ダメ」という考えを捨てましょう。傷つきやすいことは欠点ではありません。個性です。

 

汗っかきで困ることはありますが汗っかきだからといってダメな人間ではありません。傷つきやすいのもそれと同じ。

 

傷つきやすいことで困ることはあるかもしれませんが傷つきやすい自分を受け入れればそれに対処できるようになります。

 

まずは傷つきやすい自分を認めましょう。傷つきやすい自分でいいのだと何度も自分に言い聞かせてください。

 

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自分と他人の境界線を意識する

傷つきやすい人は他人の感情に左右されるなど、自分と他人の境界線が曖昧になりがちです。

 

境界線が曖昧になると他人の感情を優先させる、他人の感情に同化するなど傷つきやすくなってしまいます。他人との境界線を意識するには自分だけの時間を作る方法がおすすめです。

 

他人が存在しない世界と他人が存在する世界を比べることで「自分が他人を意識した」感覚を認識できるようになります。マラソンや登山、読書など自分一人で出来る趣味を持ちましょう。

 

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マイペースを保つ

マイペースを保つ習慣を作りましょう。マイペースを意識することで、他人のことばかり気にしてしまう時間を減らせます。

 

自己中心的な行動(=マイペース)を自分に許せるようになると他人に合わせない自分を受け入れやすくなるのです。

 

しかし 全てのことをマイペースにするのはNG。他人にわがままとマイナスイメージを抱かせてしまいます。

 

まずは何か一つルールを決め、定期的に生活の中に取り入れてみてください。

 

月に1度仕事帰りにカフェに寄ると決めたら、他から遊びの誘いがあっても断ってマイペースを守りましょう。 誘いを断ることは辛いことですが、マイペースが自分の心を守ると自分に言い聞かせてください。

友だち管理をする

傷つきやすい人は共感力が高いので自然と友達が増えていきます。友達が多いのは良いことですが、誰とでも同じように付き合っていくと次第にストレスを感じるようになってしまうはず。

 

友達の数を減らすことは難しいので友達管理をしましょう。友だちによって合う回数を変えることで一緒にいる時間に差をつけるのです。

 

一緒にいて疲れを感じる人、別れた後に疲れを感じる人とは自分から必要以上に連絡しないなど距離を置いた付き合いに変えましょう。

 

友達管理をして、一緒にいて安心できる友達と過ごす時間を増やすことで、ストレスを軽減できます。ストレスが少なければ傷つくことも減り、楽しく過ごせるようになるでしょう。

相談する

傷つきやすい人は相談するのが苦手。相談すると相手に迷惑がかかるのではないかと不安になるからです。 しかし相談は心を軽くする有効な方法です。

 

「傷ついてもうダメ」と感じたら勇気を出して相談しましょう。相談相手を選ぶのに困ったら守秘義務のある相談機関にするのがおすすめ。必ず親身になって話を聞いてくれる人がいます。

 

相談はアドバイスをもらうためだけのものではありません。話すことで自分を客観的にみれるようになり、自分を認めることにつながるのです。辛くなったときは「誰かに話す」という方法を忘れないでください。

 

おすすめの相談機関】

 

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