渡さないのは非常識?退職時の菓子折り事情を調査しました

「辞めるときって菓子折りは渡さなければいけないの?」
「嫌いな人がいて渡しにくい…」

 

退職前によく悩みがちなのが、菓子折りについてです。そこでこの記事では、退職時に菓子折りを渡した方が良い場合・渡さなくて良い場合について解説します。

 

さらに渡す場合のお菓子の選び方や相場についても紹介しています。最後にスッキリとした状態で退社したい人は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

退職時に菓子折りを渡すか迷う状況

人の話が理解できない

退職時、菓子折りを渡すのは知っていても、状況によっては迷ってしまうこともあるでしょう。そんな少し特別な状況を下記にてまとめました。

退職が決まって職場の雰囲気が一転した

家庭の事情や体調不良などやむを得ない理由があって転職をする事になったにも関わらず、職場の雰囲気が一転。今まで優しく接してくれていた上司、仲の良かった同僚の態度が変わり、無視や嫌がらせを受けるようになった…なんてことも珍しいことではありません。

 

自分は円満に退職したかったのに、そのような仕打ちを受けては菓子折りを渡す気持ちもなくなってしまいますよね。

在職中、上司のいじめをずっと耐えていた

一部の上司からのいじめに耐えられず、退職を決意したという人もいるでしょう。同僚や他の上司からのサポートには感謝をしても、いじめられていた上司に菓子折りを渡そうという気には到底ならないはず。

 

そのような場合は、自分がお世話になった人にだけ個別に渡しましょう。特にお世話になったと感じた上司には、一言手紙を添えるのも良いですね。

在職期間があまりにも短かった

在職期間が1カ月を切っている場合も中にはあるかもしれません。職場の雰囲気に馴染めなかった、または一身上の都合という場合もあるでしょう。

 

在職期間が1カ月を切ると、会社内であまり人間関係が出来ておらず、特に仲の良い人もいない状況だと思います。そのような場合は、菓子折りを無理して渡す必要はありません。

 

しかし申し訳ない気持ちや感謝の気持ちがあるのであれば、菓子折りは渡しても良いでしょう。自分の気持ちを優先的に考えて大丈夫です。

退職時に菓子折りを渡さないのは非常識なのか

退職時に菓子折りを渡さないという行動は非常識ではありません。菓子折りとは、あくまであなたの気持ちを表すものであるからです。そういう面で言えば、お世話になった人に渡さないのは失礼だと言えます。

 

しかし退職する人は菓子折りを渡さなければいけないという義務は、どこにも存在しません。同僚・上司・会社に対してどんな想いがあるのかという点が一番重要です。極論を言えば、渡したいか渡したくないかで決めれば良いのです。

退職時に菓子折りを渡した方が良い理由

理由によっては、菓子折りを渡した方が良い場合もあります。一般的に考えられる理由を下記にて3つまとめました。

退職時に菓子折りを渡す慣習がある

「菓子折りはどんな場合においても渡すべきだ」との慣習を持った会社も実際にあります。そのような会社を退職する場合は、いかなる理由であっても菓子折りを渡した方が良いといえるでしょう。その会社の中では「義務」であると捉えられているからです。

 

在職期間が短く、会社の事情にまだ疎いという場合は、古くから在籍している人に聞いてみると良いでしょう。

気持ち良く退職したいと思っている

気持ちの良い退職を望む人は、菓子折りを渡した方が良いでしょう。それが相手への感謝の気持ちにもなり、お世話になった人への恩返しにもなるからです。

 

今までいじめがあったり、人間関係が悪かったりしても、最後くらいは気持ちよく去りたいと思う人もいるのではないでしょうか。「ケリをつける」という意味で渡すのも悪いことではありません。

感謝の気持ちを伝えたい

仕事が大変なブラック企業を退職する場合でも、「会社の人達には感謝したい」そういった気持ちを持つ人もいるでしょう。それなら、菓子折りは渡すべきです。

 

さらに菓子折りに感謝の手紙を添えることで、よりあなたの気持ちが伝わるでしょう。

退職時に菓子折りを渡さなくても良い理由

退職時、菓子折りを渡さなくても良いケースもあります。その理由を3つ紹介しますので、当てはまる人は無理して渡さなくてもいいでしょう。

退職時に菓子折りを配る慣習が会社にない

そもそも会社に菓子折りを渡す慣習が無いこともあります。退職が決まった段階で、上司に確認をしておくと良いかもしれません。

 

慣習が無い場合は渡すと不自然であり、もしくは非常識だと思われてしまうため、挨拶回りだけにしておきましょう。どうしても渡したい人がいるという場合は、お菓子ではなく手紙を渡したりするのがおすすめです。

派遣社員・契約社員で、在職期間が半年未満

正社員ではなく、派遣社員・契約社員でなおかつ在職期間が半年未満である場合は、菓子折りを配らないという人が多いです。

 

しかし仲の良かった特定の人にだけコッソリと渡すという人もいます。派遣社員・契約社員であった場合、関わった人が少なかったりすることが多いですよね。その場合は、無理に渡す必要はありません。

職場の人間関係が悪い

職場の人間関係が嫌で退職する人は、結構多いと思います。そんな職場の人達に対して「お世話になりました」と言って菓子折りを渡すのは違和感がありますよね。

 

上記でも少し触れたように、菓子折りは自分の気持ち次第です。渡したくない・渡す必要がないと思ったのであれば、「お世話になりました」と言葉だけでも良いので言っておきましょう。

退職時に菓子折りを渡した方が良い人

退職時、どの関係性の人まで菓子折りを渡せば良いのか迷ってしまう方もいると思います。結論としては、「お世話になった人・関わりの多かった人に渡す」という考え方がオススメ。

 

会社によって部署の規模も違うため、全員に渡すとなると大変な作業になることも。会社の規模感に合わせ、お世話になったと思っている人、関わることが多かった人に渡せば良いでしょう。

退職時の菓子折りの相場

退職時の菓子折りの相場は3,000~4,000円ほどです。高くても気を遣わせてしまうので、4,000円を超えないのが常識的。

 

個別に配る際は、自分の気持ちなので安くても高くても問題ないでしょう。

退職時の菓子折りの選び方

退職時に渡す菓子折りを選ぶ時は、以下の点に気を付けましょう。

・個包装しているものを選ぶ
・人数を確認してから買う
・賞味期限に気を付ける

個包装してあると手に取りやすくその場で食べる必要もないため、みんなに受け取ってもらいやすいでしょう。賞味期限もできるだけ長いものを選ぶと、休んでいる人がいた時や数が多かった時にも安心です。

 

「渡そうと思っていた人に渡せていない!」事態を防ぐためにも、事前に渡したい人数を確認してから買いに行きましょう。渡したい人の顔を思い浮かべながら、ぴったりなお菓子を買えるはずです。

まとめ

退職時に菓子折りを渡すという義務はなく、退職者の気持ちであるということをこの記事で述べてきました。

 

嫌いな上司が多く、会社に対して良いイメージを持っていないのであれば渡す必要はありません。会社に感謝の気持ちがあるのであれば渡せば良いのです。自分の気持ちとよく相談して決めましょう。

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