【パーソナルハラスメントとは】意味・具体例・対処法・対策

パーソナルハラスメント

パーソナルハラスメントとは、個人的な部分に対する嫌がらせのこと。(容姿や性格、癖など)「自分基準で発言している」「上に見られたい」などの原因で起こるハラスメントです。

 

パーソナルハラスメントは精神的に大きな苦痛を与える、悪質なハラスメントです。しかし相手の気持ちに気づかず、知らない間に加害者になっていることもあるでしょう。

 

今回はそんなパーソナルハラスメントの意味・具体例・対処法・対策を紹介します。しっかり理解して、被害者/加害者になることを防ぎましょう。

目次

パーソナルハラスメントとは

パーソナルハラスメントとは、容姿や性格、癖、言い回し、趣味など個人的な部分に対する嫌がらせのこと。

 

その範囲の広さから、さまざまなハラスメントと関連付けられます。

たくさんの人がパーソナルハラスメントに対して不快に感じているのです。

 

相手が軽い気持ちで言った言葉でも、誰でも触れられたくないことはあります。それに対して無意識に、悪いケースではわざとからかう悪質なハラスメントです。

パーソナルハラスメントの具体例

どのような発言・行動がパーソナルハラスメントにあたるのでしょうか。具体例からのぞいていきましょう。

あだ名をつける

パーソナルな部分に関することであだ名をつけるハラスメントです。学生時代にいじめとして行われることもあり、それを会社でも悪びれもなく行ってしまう人がいます。

 

相手が触れられたくない部分を「特徴」とし、勝手に名前として扱う。被害者は呼ばれるたびに辛い思いをし、退職や休職に追い込まれることもあるでしょう。

からかう

見た目や癖などパーソナルな部分を理由にからかうハラスメントです。飲み会や、ミスをしてしまった時に多いでしょう。

「太っていると自己管理、タスク管理もできなくてミスしちゃうんじゃない?」

「そんな見た目なら絶対お酒強いでしょ」

このように全く関係ないことでも繋げられて、からかわれることもあるでしょう。周りの空気的にも「やめてください」とハッキリ言えず、一人で抱え込んでしまいます。

仕事を制限する

「あなたは~だから、この仕事できないよね」とパーソナルな部分を理由に仕事を制限されるケースです。

 

本来仕事の実績で評価されるべき。このように根拠のない理由による割り振りはハラスメントでしょう。

パーソナルハラスメントの原因

多くの人が不快に感じるパーソナルハラスメント。それにも関わらず、なぜ被害が絶えないのでしょうか。それには2つの理由があります。

・自分が上だと示したいから
・傷つかないと思っているから

どちらも相手のことを理解しようと思っていないから起こっているのでしょう。

 

特に会社だと上下関係があり、昇進争いがある職場もあるでしょう。「自分が上だ」と周囲にアピールすることで、居場所を確保したいのかもしれません。

 

また、相手が傷つくかの基準が「自分が傷つくかどうか」になっている場合も。自分はいくらいじられても傷つかなくても、人によって触れられたくない部分、どのくらい言われたら傷つくかは異なります。

 

それを「自分も他人も同じ」と思ってしまうから、相手に配慮のない発言・行動をしてしまうのでしょう。

パーソナルハラスメントへの対処法

パーソナルハラスメントをうけてしまった際、どのように対処すれば良いのでしょうか。

直接伝える

軽い気持ちでパーソナルハラスメントをしている人は、だめだと気付いていない場合もあります。相手が理解してくれそうな人の場合、直接やめてほしいと話しましょう。

 

人によっては、「傷ついているとは思わなかった」「すみません」と反省してくれるかもしれません。

 

ただ、相手によっては関係悪化の可能性もあるので、同僚に相談するなどして見極めましょう。

社内・社外相談窓口を利用する

1人で抱える必要はありません。限界が来る前に、第三者に相談しましょう。

 

会社にハラスメント相談窓口があるならそこでも良いですが、バラされる・噂になるなどセカンドハラスメントも考えられます。

 

担当者がどんな人なのか不安な場合、社外相談窓口がおすすめです。専門家があなたの話をじっくり聞いて、適切なアドバイスをしてくれるでしょう。

ハラスメントに関する本を置いておく

直接は言いづらい。そんな時は無言の抵抗として、ハラスメントに関する本を見えるように置いておきましょう。

 

ハラスメントを行う人の中には、誰にやるか狙って行う人もいます。そのような人からは「この人に何か言ったら面倒なことが起こりそう」と思われて、避けられるかもしれません。

 

本を置いておくことでハラスメントを許さない空気も作れるため、一石二鳥でしょう。

上司の上司とコミュニケーションをとっておく

人を見下す人は、偉い人には弱い傾向があります。日ごろから上司の上司など、会社の中で偉い人や目立つ人とコミュニケーションを取っておくことで、すぐに相談できるのです。

 

さらにパーソナルハラスメントをする人に「この人にハラスメントをしたら、上の人にバレてしまう」と危機感を持たせることもできます。

パーソナルハラスメント対策

パーソナルハラスメントは誰でも加害者になり得るもの。対策をうっておきましょう。

プライベートな話は控える

プライベートな話は、特に職場においては控えるようにしましょう。会社は仕事をする場。仕事のコミュニケーションさえとれていれば十分です。

 

雑談も必要ですが、相手のプライベートな部分に突っ込む必要はありません。あなたから「私はこうなんだけど」と話せば、相手も話したい場合は「私も~」と続けてくれるでしょう。

相手の反応を見ながら話す

コミュニケーションの基本である、相手への配慮。それは職場においても変わりません。

 

万が一自分が発してしまった言葉で相手を傷つけてしまっても、表情など反応で気づけるでしょう。その場合はすぐに謝ることが大切です。

 

「この言葉を言うことで、相手はどう思うか?」を少しでも考えることで、相手を傷つける発言はなくなっていきます。

自分の偏見に気づく

「いじりたい=変、おかしいと思っている」ということ。何か相手に言いたくなったら、それに気づきましょう。気づくことが大きな一歩です。

 

誰しもが偏見を持っているので、持つこと自体を責める必要はありません。大事なのは、それに気づいて自分の中だけに留めておくこと。自分の中にある偏見に気づきましょう。

 

無意識の偏見、アンコンシャスバイアスとは

パーソナルハラスメント以外にも!あなたはいくつ知ってる?職場で起こり得るハラスメント

パーソナルハラスメント以外にも、職場ではさまざまな種類のハラスメントが起こり得ます。例えば以下のハラスメントを知っていますか?

・パワーハラスメント(パワハラ)
・モラルハラスメント(モラハラ)

・時短ハラスメント(ジタハラ)
・就活終われハラスメント(オワハラ)
・ソーシャルハラスメント(ソーハラ)
・ハラスメントハラスメント(ハラハラ)

「自分は大丈夫」と思っていても、知識不足だと被害者にも加害者にもなる可能性が高まります。被害者、そして加害者にならないように、以下の記事をぜひチェックしてみてください。

関連【ハラスメント大全2022】職場で起こる40種類のハラスメント一覧

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