経験者が教える!派遣社員として働くメリットとデメリット

派遣 デメリット

転職活動を考えたとき、雇用形態(正社員、派遣社員など)のことが頭をよぎったことはありませんか?

 

雇用形態の違いについては、なんとなくのイメージを抱いているものの深くは理解できていない人も多いと思います。後から後悔しないように、正社員と派遣社員の働き方の違いや派遣社員として働くことのメリット・デメリットを確認してみましょう。

 

正社員→派遣社員→契約社員→正社員とキャリアを積んできた筆者の経験も交えてご紹介します。

目次

派遣社員で働くメリットはなんだろう?

まずは派遣社員として働くことのメリットを紹介します。

自分のペースで働くことができる

派遣社員で働くと、単純作業を頼まれる場合が多く基本的には残業や休日出勤はありません。正社員と比べて「勤務中でない時間」を一日のうちに多く取れることになります。

 

勤務外の時間を趣味や家族との時間といったプライベートに充てるために、あえて派遣社員としての働き方を選ぶ人にたくさん会ってきました。筆者もそうだったのですが、習い事や資格勉強などスキルアップのために時間を使う層も一定数います。珍しいケースですが、「すでに個人でビジネスを初めているけれど、スキマ時間に週2~3日は派遣社員で働いている」という人にも出会いました。

 

自分の時間を十分に確保したいと考えている人には理想の環境かもしれません。

すぐに勤務開始できる

派遣会社に登録すると、運が良ければ次の週には勤務開始できることがあります。

 

正社員の求人に応募すると、申込みから入社までに1~2カ月かかることが一般的です。派遣社員として働く場合、派遣会社への登録に1時間、後日就業先との顔合わせで1時間、就業先からのOKが出れば翌日から就業開始というパターンもあります。

 

「正社員で働いていたけれど一旦退職、次の仕事が決まるまでにつなぎで働く」という選択肢をとることもできます。

全部派遣会社が対応してくれる

派遣社員として働いていると、ふと以下のような疑問や悩みが沸いてくることがあります。

「事前に聞いていた業務内容と違う!」
「やっぱりこの就業先、合わないなぁ…」
「勤務する曜日を変えてほしい」
「時給を上げてもらうことってできるのかな?」

就業中に気になっていることがあれば、派遣会社の担当営業の方に相談してみましょう。あなたの代わりに就業先に掛け合ってくれます。もし正社員だと、上記はすべて自分自身で交渉することになります。

 

担当営業の方はあなたの就業先での活躍を願っている力強い味方です。良好な関係を築くことをおすすめします。

派遣社員で働くデメリット

続いて、派遣社員として働くことのデメリットを確認してみましょう。

就業期間が決まっている

一般的に、派遣社員の就業契約は3か月ごとに更新されます。就業先はこの3か月の間で次回更新の有無を判断することとなります。就業先がこれ以上の契約は不要と判断した場合、契約は更新されず契約満了です。

 

新しい仕事を始めて3か月経つと、就業先の環境にも慣れ業務が楽しくなる頃かもしれません。そんなときに契約終了となれば、「仲良くなったと思ったらサヨナラ」という寂しい思いをすることもあるでしょう。

 

繁忙期のヘルプとして就業していた場合など、業務に慣れてきたときに閑散期に移り契約終了となる派遣社員の方も数名見てきました。派遣社員としては日常茶飯事の出来事なので、割り切って諦めることが大事です。もし「どうしてもここでもっと働きたいな…」と思ったら契約延長や直接雇用の打診をするのもアリです。派遣会社の担当営業の方に相談してみましょう。

立場が弱くなる場合もある

「どんな雇用形態であっても従業員はみんな平等」という考えの会社が増えてきていますが、残念ながらまだまだ多くはないのが現状です。派遣社員は食堂を使えない暗黙のルールがある会社など、心が痛くなるニュースも過去に話題になりました。

 

作業上のミスが発覚したときに、「これだから派遣社員は…」と発言する同僚に驚いたこともあります。業務改善の提案を行っても、「社員のやることに口を出すな!」と怒り出す人がいることも事実です。

 

残念ですが、世間にはまだまだ派遣社員という雇用形態を軽視する人が一定数存在しています。そんな人に出会ったとしても、「たまたま運が悪かっただけだ」と切り替え、あまり重く受け止めないようにしましょう。

 

あまりにも酷い場合には、派遣会社の営業担当の方に相談するのも有効です。営業担当の方が、あなたの立場を守るために就業先と交渉してくれます。無事に交渉が済んだら、派遣社員を軽視する社員の意識を変えることができるかもしれません。契約更新を機に部署移動が実現して、軽視をする社員から離れられる可能性もあります。

収入が安定しない

ご存じの方も多いと思いますが、派遣社員で働くと収入は時給で計算されます。働いた時間だけが収入になります。つまり、ゴールデンウィークやお盆など長期休暇のある月だと、勤務日数が減ることで収入源にも直結するので注意が必要です。

 

これが辛くて転職することを決めたという人の話を何度も聞いたことがあります。交通費が発生しない場合も多いので、勤務地の選定は慎重に。この点が気になる人は、長期休暇には別の短期の仕事を行う、月給計算の仕事を探すなど対策を考えていたほうがよさそうです。

派遣社員としての働き方が向いているのはどんな人?

派遣社員としての働き方のメリットとデメリットを踏まえて、続いて派遣社員としての働き方が向いているタイプの人を紹介します。

自分の時間を大事にしたい人

正社員は業務の都合で残業や休日出勤が発生することがあります。その反面、派遣社員では残業や休日出勤を命じられることはありません。働く時間が固定されているからこそ、就業時間以外には趣味や別のビジネスなどに残った時間を充てることができます。

 

プライベートが充実していると、業務自体も充実してくるタイプの人もいます。自分の時間を確保できないと力を発揮できないという人にはおすすめの働き方です。

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家庭と両立させたい人

家事や介護を日常的に行っている人にもおすすめの働き方です。

 

「働きたいけど旦那/妻が仕事から帰ってくるまでに夕食を用意したい」、「親の介護があるけれど、その合間で働きたい」という考えのもとで派遣社員という働き方を選択する人たちを見てきました。これも勤務時間・曜日が固定されているからこそできる働き方です。

 

転職の理由が家庭のことに関係しているのであれば、派遣社員としての働き方も検討してみましょう。

すぐに働きたい人

「転職活動に専念するために仕事を辞めたけど、生活費のために収入は必要」という人にも派遣社員としての働き方が合っています。派遣先への就業期間が決まっているので、転職活動の面接にありがちな「いつから働けますか?」という質問に対して「〇月から働けます!」と伝えることができます。

 

契約が終わってからブランクの期間なく新しい職場での仕事を始めることができます。 もちろん、派遣社員である間の就業期間は最後まで勤め上げましょう。

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最後に

派遣社員で働くことのメリット・デメリット、派遣社員としての働き方がおすすめな人の特徴をまとめてみました。

 

悔いのない選択ができるよう、働くうえで自分自身が何を大事にしたいのかを今一度考えてみましょう。そして、派遣社員として働く自分を想像して、この記事でご紹介したことが起こった時にどう思うのかを考えてみてください。

 

そのうえで大丈夫だと思えるのであれば、派遣社員としての働き方も視野に入れて仕事選びをしてみることをおすすめします。

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