「部下が使えない」は上司の責任!?今すぐできる対処法|まずは自分から変わろう

部下 使えない

「部下が使えない!」先輩・上司として後輩や部下を指導する立場になると多くの人が直面するこの悩み。教育しているはずなのに仕事が一向にできるようにならないし、何を考えているのかも分からない。イライラは募るばかりですよね。

 

しかし使えないからといって放置してしまうと、その責任はあなたにまわってきます。すぐに辞めさせることもできないですし、部下が使えない時は一体どうすればいいのでしょうか?部下が使えない時に考えておきたいことと対処法を紹介します。

目次

部下が使えないのは上司の責任でもある

「部下が使えない」と悩んだ時に、考えて欲しいのが「部下が使えないと感じるのは、本当に部下だけのせい?」ということ。もしかしたら教育の仕方やコミュニケーションの取り方に問題があるのかもしれません。一度自分自身の行動も見直してみましょう。

 

行動を見直す時に着目して欲しいのが以下の点です。

・一方的な教育になっていないか
・部下の意見にも耳を傾けているか
・部下の欠点ばかりを見ていないか
・部下に最後まで任せず自分でやってしまっていないか
・叱るだけでなく、褒めているか

部下が自分より仕事ができないのは、勤続年数が少ないのだから当たり前。最初から効率よく仕事ができる人はいません。人によって成長するスピードも違うので、2・3回の失敗で仕事ができないと決めつけず、辛抱強く見守りましょう。

 

部下を育てるのが上司の役目です。まずはその上司であるあなたが変わる努力をしましょう。もしかしたらその努力が部下にも伝わり、「自分も変わらなければ」と思ってくれるかもしれません。部下に対する接し方を変えてもそれでも変わらない場合は、対処法を考えましょう。

 

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部下が使えない時の対処法-接し方編

続いて部下が使えない時の対処法を紹介します。部下が使えないからといって、部下に任せる仕事もあなたがやってしまっては時間が奪われ、さらに効率は悪くなるばかりです。

 

上手に対処して部下と良い関係を築き、あなた自身がストレスフリーに働けるようにしましょう。まずは部下との接し方に関する対処法を紹介していきます。

雑談する

雑談をして部下との良好な関係を築きましょう。なんでも話し合える良好な関係にあることで部下の本心を聞き出し、なぜ仕事ができないのかの原因を探りやすくなります。苦手な仕事ばかりまわってきているのかもしれないし、覚えるスピードが人より遅いのかもしれません。

 

例えば休憩時間に仕事に関係のない最近の趣味の話をしたり、自分の過去の失敗話をしたりしてその場の空気を和らげましょう。ランチをしながら、部下のプライベートの相談に乗ってあげるのも良いかもしれませんね。

 

部下との関係が良好だと、少しのミスでも許せるようになり、無駄なイライラを防げるでしょう。

 

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仕事のやり方を丁寧に教える

もしかしたら部下は、あなたが「知ってて当然」と思っていることも知らずに仕事に取り組んでいるため、仕事ができないのかもしれません。仕事を任せる時に丁寧すぎるほど丁寧に1から仕事のやり方を確認しましょう。

 

また、仕事への取り組み方を教えることも大切です。例えば効率よく仕事をするための取り組む順番や報連相をするタイミングなど。メモに書いて渡してあげるのもオススメです。

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部下の意見を聞く

ミスが続き何回教えても仕事を覚えられないと、イライラして部下を怒ってしまいますよね。

 

しかし怒る前に部下の意見を聞いてみましょう。ただ怒っても、あなたがスッキリするだけで根本的な原因は解決しません。ますます部下は恐縮して自分の意見が言いにくくなり、仕事に対して消極的になる可能性もあります。

 

部下がミスをした時はまず、なぜそうなってしまったのかを聞くようにしましょう。そうすることで感情任せに部下を怒鳴ってしまうことも少なくなるはずです。なぜ失敗してしまったか、なぜ覚えられないのかを聞いたら、その解決方法を部下と一緒に考え、アドバイスしましょう。

部下が使えない時の対処法-自分自身の感情コントロール編

使えない部下にあなたが激しく当たってしまっては、部下との関係は悪くなるばかり。まずは自分の行いを振り返り、良い関係を築きましょう。

深呼吸をする

自分の感情任せに部下を怒らないよう、イライラしていると感じたら深呼吸をして心を落ち着かせましょう。「使えない部下だ」と一度思ってしまうと、些細なことでさえ気に障ってイライラしてしまいます。怒らなくていいことにまで怒ってしまうこともあるでしょう。

 

深呼吸をすると副交感神経が優位になり、筋肉が緩み血管が広がり、心も体もリラックスできるのです。

「部下が使えないのは当たり前」だと思い込む

部下が使えないと思ってしまうのは当たり前のこと。なぜなら部下はあなたよりも働いている年数も短く、経験も少ないのです。「部下は使えないものだ」と思い込み、接してみてください。今まで気になっていたことも気にならなくなり、多少のことも許せるようになるでしょう。

比較しない

自分の目の前にいる部下を他の人と比較せずに、真正面から向き合ってみましょう。今まで見えなかった強みが見えてきて、部下を活かせるようになるかもしれません。

 

そのためにはまず、「使えない」と思うのは誰と比べてなのかを考えてみてください。部下が上手く仕事ができないときに「これぐらいなら普通はできる」と思うかもしれませんが、その「普通」とはなんなのでしょうか。例えばそれは、他のできる部下やあなたが若手だった頃があなたの基準になっているかもしれません。

 

しかし十人十色というように、世間にはさまざまな人がいます。仕事を覚えるのが速い人もいれば、ゆっくり正確に覚えていく人もいるでしょう。自分の意見を人に伝えるのが得意な人もいれば、苦手な人もいます。1つのものさしで人を測ることは不可能なのです。

 

まずは目の前のあなたの部下に向き合って「どこを伸ばしたらいいのか」考えてみましょう。

マイクロマネジメントに気を付けよう

リモートワークの促進により増加しているのが、「マイクロマネジメント」。上司やリーダーが部下や新人の行動を逐一管理し、詳細まで干渉するマネジメントのあり方のことです。

 

「部下が使えないから、ミスをしないか心配だ」
「1つ1つ業務管理しないと」
「部下が失敗すると私の評価が下がる」

このような不安は、マイクロマネジメントの原因に。気づかぬうちに部下にストレスを与えているかもしれません。

 

以下の記事で、「なぜマイクロマネジメントをしてしまうのか?」「どんな悪影響があるのか?」を確認しておきましょう。

 

関連マイクロマネジメントとは|在宅勤務により増加中!原因と対処法

まとめ

使えない部下に「他に向いていることがあるのではないか」と退職を促すのも手かもしれません。

 

しかしまずは使えない部下を優秀な部下に育てる努力を上司のあなたがしてみてください。もしかしたら秘めた才能があるかもしれません。それを開花させるのが上司の役目です。

 

時間はかかるかもしれませんが、それは結果的にあなたのため、会社のためにもなります。仕事を一緒にするパートナーとして部下と真剣に向き合ってみましょう。

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