日本を代表する
ソーシャルベンチャーへ

私は、江戸から続く医者家系に生まれ、人の痛みに向き合い続けた両親を心から尊敬していますが、人を治す医者の道を選びませんでした。なぜなら、自分は社会を治す医者になる道を志すことで、代々受け継がれてきた使命を全うしようと考えたからです。

身の丈以上のその志は、学生時代に立ち上げるカンボジアへ小学校を寄贈する社会貢献活動へと繋がっていきます。私はその活動で、誰かの寄付で成り立つボランティア活動は持続継続がとても難しいという現実を目の当たりにします。そこで、「収益を生み出す事業で社会課題の解決ができないか？」と考え、在学中に起業したのが当社の始まりです。

当社は2004年の創業より、社会の「困った」を解決することで「次代を創る」という志を掲げ、これまで様々な社会の「困った」解決に取り組んでまいりました。その結果、おかげさまで東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡の7拠点で展開し、グループ会社2社、10を超える社会課題解決事業から構成される企業グループへ成長することできました。

現在、日本は「課題先進国」として知られるように、少子高齢化を背景に、デジタルデバイド、人材不足、社会保障、教育格差、環境エネルギー、地方創生、産業創出といった様々な社会課題に直面しています。

私たちは、こうした社会課題に向き合う人材の育成と社会課題解決事業の創出を仕組化し、持続可能な社会の実現を追求すると共に、これから同じような課題に向き合う世界の国々に対しても、解決策やロールモデルを提供していきたいと考えています。

こうした構想の実現に向け、30期目の節目となる2034年に向けて「ソーシャルビジネス300事業創出」という大きなビジョンを掲げました。産学官連携したスタートアップ人材育成プログラムの推進やソーシャルビジネス投資を通じ、私たちは、日本を代表するソーシャルベンチャーを目指していきます。

今後も「みんなが笑顔になれる社会」に向けて、社会課題を解決するプラットフォーム構築に取り組んでいきますので、一層のご理解、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

株式会社エージェント 代表取締役 四宮 浩二