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【スタキャン】京都市での課題解決取り組み事例のご紹介...

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弊社は京都市の移住・定住応援団として、起業を段階的に学習する実践型事業開発プログラム「スタキャン」を京都市内の学生へ向けて開催しております。 この記事では、応援団としての活動内容として、スタキャン実施の様子、「京都市移住・定住応援団」ミートアップイベントへの参加の様子、京都市ご担当者へのインタビュー内容を公開いたします。

スタキャンとは

スタキャンは、起業プロセスをゼロから段階的に学び、スタートアップスキルを習得できる実践型プログラムです。社会課題の解決に挑戦する社会起業家を発掘・育成し、日本のスタートアップ創出を支援することを目的としております。
若者のスタートアップへの興味関心を高め、キャリアの選択肢を広げることができるよう、体験プログラムを作成し、地方自治体や教育機関と提携しながら展開しています。

▶スタキャンLPはこちらからご覧いただくことが可能です。
https://startupcampus.work/

「京都市移住・定住応援団」とは

京都市では、担い手不足やまちの活力の低下など、まちづくりに大きな影響を及ぼす人口減少にできる限り歯止めをかけるため、市内への移住・定住促進に取り組んでいます。この活動の一環として京都市は、「京都市移住・定住応援団」としてこの取に賛同し、応援いただける企業や団体を広く募集しています。

▶「京都市移住・定住応援団」の詳細はこちらからご覧いただくことが可能です。
https://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000312984.html

「京都市移住・定住応援団」加入経緯

当社は、「社会の「困った」を解決する」というミッションを掲げ、日本の社会課題解決に向けて、これまで多数の事業を創出してきました。現在、2034年までに300のソーシャルビジネスを創出することをビジョン目標に設定し、日本の社会課題の解決に挑戦するスタートアップを創出するプラットフォーム創りに取り組んでおります。その一環として、地域課題を解決する事業創出を目的に、京都市が抱える人口減少問題に取り組む「京都市移住・定住応援団」として京都市の課題解決に協力していくことになりました。

「京都市移住・定住応援団」での活動事例紹介

弊社はこれまで、「京都市移住・定住応援団」としてスタキャン開催によるスタートアップ創出促進活動や、「京都市移住・定住応援団」同士でのシナジー創出を目的とした交流会への参加など、京都市の人口減少課題解決に向けて尽力してきました。

主な取り組みについてご紹介いたします。

スタキャン実施について

2023年9月、10月に京都市内の学生を中心に、社会課題解決をテーマとした学生向け起業体験プログラム「スタキャン」を計4回開催いたしました。参加者には「アイデアを形にする」をゴールに、京都市の社会課題をテーマに課題解決型の事業構築の初歩的知識を実践的に体験学習していただきました。

京都市が抱える社会課題として、解決に向けた取り組みを進めている「伝統産業の存続問題」「観光問題」の2つを事業案構築のテーマとしてご提供いただき、参加学生は課題解決のために事業案構築に向き合いました。

スタートアップの定義やスタートアップスキルの市場価値など、知識を身に付ける基礎講座、アイデアを事業として立案するまでのプロセス講座、学習した内容をアウトプットするためのチームワークショップを実施し、プログラム終盤には、自身で立案した事業案を発表する場を設けました。

参加後アンケートにて回収した受講総合満足度は98%と高い評価をいただき、スタートアップへの興味関心度も受講前と比べ、1人あたり88%向上させることができ、京都市の未来の起業家創出に一歩貢献することができました。

▶プレスリリース記事(京都市)はこちらからご覧いただくことが可能です。https://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000314987.html

広報チラシ
授業の様子

豊国神社での交流会、トークショー登壇の様子

2023年8月19日、豊国神社にて行われた、東山区が持つ豊かな資源と様々な文化・伝統・人・食を掛け合わせた移住促進・地域活性化のためのイベント「豊国神社SUMMER FESTIVAL」に参加し、「京都市移住・定住応援団」を代表してトークショーに登壇いたしました。

弊社は京都市外からの参加団体として、外からみた京都市の魅力やイメージについてお話させていただきました。学生が多い京都市でスタートアップ教育を行う価値についても発信させていただき、この機会を通じて、「京都市移住・定住応援団」同士での連携を一層強化し、相乗効果が生まれるよう協力をお願いすることができました。

▶イベントの様子はこちらからご覧いただくことが可能です。https://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000316502.html

▶トークショーの動画はこちらからご覧いただくことが可能です。
前編:https://youtu.be/NVUXE4h32Lk?si=X4tGte0ajmI0HPJ3
後編:https://youtu.be/xBxEwwEd5Nw?si=br48TGDynS6Cl2Uy

トークショーの様子
写真左から
株式会社プラスホーム 代表取締役 佳山光徳様
株式会社エージェント スタキャン事業責任者 吉田梨理菜
空き家バンク京都株式会社 代表取締役  鈴木一輝様
京都市成長戦略推進アドバイザー 青木一剛様

お客様の声

イベント参加時、スタキャンについてや、「京都市移住・定住応援団」として弊社に期待することを京都市のご担当者様に特別にインタビューをさせていただきました。

■インタビュイープロフィール
名前:京都市 総合企画局 総合政策室 創生戦略部長 小林 広生様
経歴:東京都出身。2016年総務省入省。福島県への赴任を経て、総務省自治行政局やデジタル庁で、マイナンバーカード普及のための制度改正や、全国の自治体のデジタル化のための制度改正等を担当。2023年より、京都市総合企画局総合政策室に着任し、市の人口減少対策、若い世代の移住・定住の促進や「京都創生」の取り組みを担当。京都の豊かな自然、寺社仏閣、文化芸術、食文化に圧倒され、「休日が足りない。」と感じている。

――地方自治体として人口減少課題に取り組む上で障壁になっていることや課題に感じていることがあれば教えてください。

全国的に人口減少が進む中で、他団体との競争が生じていると思います。他の団体も創意工夫を重ねている中で、京都市としてどのように魅力を発信していくのか、観光都市・歴史都市としてのイメージが強い中、そうした従来の強みを生かしながら、どのように住むまち・ホームタウンとしてのイメージを醸成していくかが課題だと感じています。

――人口減少課題に取り組むために発足した「京都市移住・定住応援団」。募集したことにより、既に感じている効果があれば教えてください。

京都市には面白い取り組みをしている方が多いことを改めて実感しました。それぞれ活動のフィールド・エリアも異なるので、応援団間の連携が進んでいくと更に面白いプロジェクトが生まれると思っています。

例えば、今日の豊国神社サマーフェスティバルも、伝統的にあったお祭りではなく、応援団に登録されている地域の若い事業者・経営者の方などが、アイデアを出して企画したもの。普段、地元の人もあまり訪れない神社の境内に、京都で活躍するアーティスト、飲食店等を集め、多くの若者が集まるハレの空間が生み出されました。こうした京都ならではの活性化の取り組みやアイデアが、これからも応援団の輪の中からどんどん出てくるのではないかと思います。

――「京都市移住・定住応援団」の一員として弊社に期待することがあれば教えてください。

実は、エージェントさんは応援団として声を上げていただいた登録第1号のエースなんです。応援団としても、エース級の活動を期待しています!(笑)。

イノベーションの理論からも、京都市のような様々な要素が集まっている土地は新しい発想が生まれやすいといわれています。いわばシリコンバレーのように、関西経済、ひいては日本経済全体をリードするポテンシャルを持つ都市です。

京都市としても、様々なスタートアップ推進のための施策を打っていますが、エージェントさんのような民間サイドからも具体的な事業を展開していただけることが重要と思っています。

スタキャンに参加いただく学生さんに、ぜひ起業への関心を育てていただくとともに、京都市の課題について、理解を深め、考えていただく機会としていただけると良いなと感じています。学生にとっても、スタキャンを通じ、さらに京都市への愛着が深まり、大学卒業後も京都市を活動の拠点としていただくことにつながると思います。人口減少対策の観点からもそうした波及効果を期待しています。

「京都市移住・定住応援団」担当職員の皆様

小林様、ご協力いただき誠にありがとうございました!

弊社は引き続き京都市の人口減少課題に向き合うべく、「京都市移住・定住応援団」として積極的に事業推進を行ってまいります。

提携大学・地方自治体の募集について

当社はこれまで地域のICT支援やデジタル格差解消支援、企業版ふるさと納税寄附獲得支援などの地方自治体様および教育機関と連携した取り組みを多数行ってきております。今後は、地方課題解決型のスタートアップ創出に向けても各教育機関および地方自治体様と連携を強化してまいりたく、民間企業との協働をお考えの大学様・地方自治体様を募集しております。ご興味をお持ちいただける大学・地方自治体様は、以下お問い合わせ先までご連絡ください。

問い合わせ先

担 当:スタキャン運営事務局
電 話:03-3780-3911
Email :startup.campus@agent-network.com

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