副業アプリの選び方|5つの型と安全性・税金の確認手順

アプリでできる副業おすすめ8選とスキマ時間の稼ぎ方

スマホのアプリで副業を始めたい、と考えている人に向けた記事です。

アプリ副業は初期投資がほとんどかからず、始めるハードルが最も低い選択肢です。そのぶん悪質なサービスも混ざります。また「稼げる額の上限」がはっきりしているため、期待値を間違えると時間だけを失います。

この記事では、アプリでできる副業を種類ごとに整理し、安全性の確認方法と税金の扱いを公的な情報で説明します。特定のアプリ名を並べる形はとりません。サービスは入れ替わりますが、見分け方と実務は変わらないからです。

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この記事で分かること

  • アプリでできる副業は5つの型に分かれるということ
  • それぞれの収入の性質と向き不向き
  • 悪質なアプリを見分ける具体的な確認点
  • 消費者庁が示している「詐欺のサイン」と相談先
  • 確定申告の「20万円」の正確な意味(誤解が非常に多い部分です)
  • ポイントで受け取った報酬の扱い

アプリでできる副業は5つの型に分かれる

アプリ名で覚えるとサービス終了のたびに情報が使えなくなります。型で理解しておくと、入れ替わりに影響されません。

やること 収入の性質 向いている人
1. アンケート・モニター型 配信されるアンケートに回答する。会場調査や座談会、商品モニターもある 1件あたりは少額。座談会など対面型は単価が上がる スキマ時間を細かく使いたい
2. ポイント獲得型 広告閲覧、サービス登録、買い物経由でポイントを得る 単発。継続的な収入にはなりにくい 買い物の予定がある
3. 写真・データ提供型 撮影した写真や、指定された場所の情報を提供する 提供時に支払われる型と、売れたときに入る型がある 外出が多い
4. スキル提供型 文章作成、簡単な作業、相談対応など 単価は高いが、案件を取る必要がある 使える技能がある
5. 配達・実働型 アプリで案件を受け、実際に動いて配達や作業を行う 稼働時間に比例する。この中では最も金額が大きい 体を動かせる時間がある

1から3はスキルが不要な代わりに、稼げる額に上限があります。4と5は金額が伸びる可能性がある一方で、時間や技能の投入が必要です。

「アプリで手軽に月10万円」という話が成り立ちにくいのは、この構造のためです。手軽さと金額は基本的にトレードオフになります。

1. アンケート・モニター型

配信されるアンケートに回答する形です。アプリ副業のなかで最も参入しやすく、実際に多くの人が最初に選びます。

種類によって単価が大きく変わります。

種類 特徴
Webアンケート 1件あたりは少額。数分で終わるものが中心。件数をこなす形になる
事前調査+本調査 事前調査で条件に合った人だけが本調査に進む。本調査は単価が上がる
商品モニター 商品を使って回答する。拘束時間が長い
オンラインインタビュー・座談会 単価が最も高い。日時が指定されるため予定を空ける必要がある
会場調査 指定場所へ行く。移動時間を含めると時間単価は下がることがある

効率を上げたいなら、単価の高いインタビューや座談会に応募できるかがポイントです。Webアンケートだけを続けると、時間あたりの成果は伸びにくくなります。

注意点として、事前調査に答えても本調査に進めないことがあります。これは仕組み上そういうもので、悪質だからではありません。

2. ポイント獲得型

広告閲覧、サービスへの登録、買い物経由などでポイントを得る形です。

この型で注意すべきなのは、高額な案件には条件が付いていることです。

  • クレジットカードの発行や口座開設が条件になっている
  • 有料サービスへの登録が条件で、解約を忘れると支払いが続く
  • ポイント付与までに数か月かかる
  • 条件の達成判定が厳しく、対象外になることがある

「高額ポイント」の裏には、必ず条件があります。申し込む前に、達成条件と付与時期、解約の期限を確認してください。金融商品の申し込みは、ポイント目的で判断すべきものではありません。

この型は継続的な収入になりにくく、一度使える案件をこなすと枯れます。安定した副収入としては設計されていません。

3. 写真・データ提供型

撮影した写真を販売する、指定された店舗の情報を報告するといった形です。

2つの型があり、性質が大きく異なります。

提供時に支払われる型 売れたときに入る型
収入のタイミング 作業の直後 いつになるか分からない
1件の単価 低め 変動する
収入の見通し 計算できる 計算できない
向いている目的 今月の収入 将来の収入源づくり

店舗情報の報告など「提供時に支払われる型」は、外出のついでに作業できます。一方で写真販売のような「売れたときに入る型」は、登録した直後の収入はゼロです。この違いを理解せずに始めると、期待と結果がずれます。

4. スキル提供型

文章作成、簡単なデータ入力、相談対応などをアプリ経由で受注する形です。

1〜3の型と比べて単価は上がりますが、次の点が変わります。

  • 案件を取る必要があります。応募して選ばれる過程が入ります
  • 納期があります。スキマ時間だけで完了できない案件もあります
  • プラットフォームの手数料が引かれる場合があります

「アプリで手軽に」という感覚のまま受注すると、納期に追われることになります。着手前に、作業時間を現実的に見積もってください。

5. 配達・実働型

アプリで案件を受け、実際に移動して配達や作業を行う形です。アプリ副業のなかで最も金額が大きくなります。

ただし性質はまったく違います。これは「スマホでできる副業」ではなく「スマホで受注する肉体労働」です。体力と時間を使い、移動を伴います。

次章で説明するとおり、契約形態と保険の扱いも他の型と異なります。

契約形態が型によって変わります

見落とされやすい点です。5番目の配達・実働型は、多くの場合業務委託になります。

1〜4の型 5. 配達・実働型(業務委託の場合)
所得区分 雑所得になることが多い 事業所得または雑所得
最低賃金 適用されない 適用されない
労災保険 対象外 原則対象外(特別加入制度あり)
移動中の事故 基本的に発生しない 自分でリスクを管理する必要がある

配達型を選ぶ場合、けがをしたときにどうなるかを契約前に確認してください。補償制度があるか、自分で保険に入る必要があるかは、サービスごとに異なります。

収入の現実的な水準

「いくら稼げるか」は、出典のある数字で見ておくべきです。副業全体の水準は次のとおりです。

項目 数値
正社員の副業実施率 11.0%(前回比+4.0pt、過去最高)
副業の時給 平均3,617円/中央値2,083円
1カ月あたりの副業時間 平均23.0時間

出典:パーソル総合研究所「第四回 副業の実態・意識に関する定量調査」(2025年10月28日発表/調査期間2025年8月1日〜7日/個人調査n=62,320/2026年7月29日確認)

これは副業全体の数字です。アンケートやポイント獲得型は、この中央値を下回ると考えてください。スキルを必要としない作業の対価は、それ相応の水準になります。

この相場観を持っておくことが、次章の詐欺対策に直結します。「アプリで1日1万円」が異常な数字だと判断できるかどうかが、分かれ目になります。

悪質なアプリを見分ける4つの確認点

1. 運営元が明示されているか

次が確認できないサービスは避けてください。

  • 運営会社名、所在地、代表者
  • 問い合わせ窓口
  • 利用規約とプライバシーポリシー

アプリのダウンロードページに開発元が表示されているかも確認してください。運営元が分からないサービスに個人情報を渡すのは、報酬の有無以前の問題です。

2. 報酬の受け取り方が明確か

次を登録前に確認します。

  • 最低交換額 — これが高すぎると、実質的に受け取れません
  • 交換先(現金、電子マネー、ギフト券)と、それぞれのレート
  • ポイントの有効期限
  • 振込のタイミングと手数料

最低交換額と有効期限の組み合わせが、実質的な受け取り可能性を決めます。「有効期限内に最低交換額に届くか」を先に計算してください。

3. 誇大な表現がないか

次のような表現があれば、いったん止まってください。

  • 「〇〇するだけで簡単に稼げる」— 作業内容が具体的に書かれていない
  • 「誰でも」「必ず」「絶対に」— 成果を断定している
  • 金額が前章の相場から大きく外れている

4. お金を先に払わせないか

ここが最も重要です。消費者庁は、SNSなどを通じた投資や副業の「もうけ話」について注意喚起を出しており、明確な基準を示しています。

投資資金の振込先に個人名義の口座を指定された場合、それは詐欺です

登録料、教材費、サポート費、システム利用料といった名目で働く前に支払いを求めるサービスは、まず疑ってください。正当な副業で、始める前にお金を払う必要はほとんどありません。

出典:消費者庁「SNSなどを通じた投資や副業といった『もうけ話』にご注意ください!」(2026年7月29日確認)

困ったときの相談先

窓口 内容
消費者ホットライン 188 全国共通の3桁番号。最寄りの消費生活センター等を案内してくれる

出典:消費者庁「消費者ホットライン」(2026年7月29日確認)

支払ってしまった後でも相談できます。「自分が悪かったから」と放置するのが、最も損害が大きくなるパターンです。

確定申告の「20万円」の正確な意味

ここは誤って説明されていることが非常に多い部分です。2つの点で間違いが起きます。

よくある誤り 正しい内容
「20万円以上で申告が必要」 20万円を超える場合。ちょうど20万円なら該当しない
収入が20万円を超えたら」 所得で判定する。収入から必要経費を引いた額

正確には、給与を1か所から受けていて年末調整が済んでいる会社員の場合、給与所得・退職所得以外の所得の合計額が20万円を超えるときなどに確定申告が必要です。

出典:国税庁「No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人」(2026年7月29日確認)

あわせて読みたい

副業の所得がいくらから確定申告の対象になるか、事業所得と雑所得のどちらで申告するかはこちらにまとめています。

雑所得と事業所得の違い|判定基準と確定申告の手順

もう1つの注意点|住民税は別の話です

所得税の確定申告が不要でも、住民税の申告が別途必要になる場合があります。「20万円以下だから何もしなくていい」と考えるのは正確ではありません。居住地の市区町村に確認してください。

なお確定申告書の第二表では、給与・公的年金等以外の所得にかかる住民税について、給与から天引き(特別徴収)か自分で納付(普通徴収)かを選択できます。

出典:国税庁 確定申告書等作成コーナー「住民税の徴収方法の選択」(2026年7月29日確認)

アプリ副業の所得区分

アプリで得た報酬の所得区分は、内容によって変わります。国税庁の説明では、フリマアプリやオークションを利用した個人取引による所得、人的役務の提供による所得などは一般的に雑所得に該当するとされています。

あわせて重要な注記があります。

生活の用に供している資産(古着や家財など)の売却による所得は非課税(この所得については確定申告が不要)で、損失は生じてないものとみなされます。

つまりアプリで自分の不要品を売った場合、原則として課税されません。一方で、転売目的で仕入れたものを売る場合は雑所得になります。

出典:国税庁「No.1906 給与所得者がネットオークション等により副収入を得た場合」(令和7年4月1日現在法令等/2026年7月29日確認)

ポイントで受け取った場合はどうなるか

アプリ副業では報酬がポイントで支払われることが多く、扱いに迷いやすい部分です。

実務的には、労務や役務の対価としてポイントを受け取った場合と、買い物のおまけとして付与された場合で扱いが異なります。また、交換して現金や電子マネーにした時点をどう見るかという論点もあります。

個別の判定はこの記事では行いません。金額が大きい場合や継続的に受け取っている場合は、税務署または税理士に確認してください。記録として、いつ・何の対価として・いくら相当を受け取ったかを残しておくと相談がスムーズです。

目的から型を選ぶ

「おすすめ」で選ぶのではなく、目的から逆算してください。

目的 適した型 理由
とりあえず副業を体験したい 1. アンケート・モニター型 初期費用なし、契約形態が単純、いつでもやめられる
今月あと数千円ほしい 2. ポイント獲得型(買い物予定がある場合) 買い物経由なら追加の手間が少ない
外出が多い生活を活かしたい 3. 写真・データ提供型(提供時払い) 移動のついでに作業できる
単価を上げたい 4. スキル提供型 技能が対価に反映される
まとまった金額が必要 5. 配達・実働型 稼働時間に比例する。ただし体力と保険の確認が必要
将来の収入源を作りたい 3. 写真販売など(売れたとき払い) 公開したものが残る。ただし当面の収入はゼロ

この表で分かるとおり、「手軽さ」と「金額」を同時に満たす型はありません。どちらを優先するかを決めてから選んでください。

時間の使い方を決めておく

アプリ副業で最も多い失敗は、稼げないことではなく時間を使いすぎることです。単価が低いぶん、金額を追うと時間が伸びます。

調査では、本業の残業と副業を合わせて月45時間を超える人が3割にのぼり、そのうち半数は本業先に申告していないという結果が出ています。月45時間は、労働基準法の時間外労働の原則的な上限として意識される水準です。

出典:パーソル総合研究所「第四回 副業の実態・意識に関する定量調査」(2026年7月29日確認)

アプリ副業は隙間時間に細かく行うため、合計時間が自覚しづらいという特徴があります。通勤中、休憩中、就寝前に少しずつ続けると、実際の投入時間が把握できません。

対策は単純です。先に上限を決めてください。

  • 1日あたりの上限時間を決める(例:30分)
  • 作業する時間帯を固定する(例:通勤の電車内のみ)
  • 月に一度、実際に受け取った金額を確認する

3番目が重要です。受け取った金額を時間で割ってみると、続ける価値があるかを判断できます。時給換算して納得できない場合は、型を変えるか、やめる判断をしてください。

アプリに渡す権限を確認する

アプリ型の副業には、他の副業にない固有のリスクがあります。端末の情報にアクセスする権限を求められるという点です。

インストール時に表示される権限要求を、内容を見ずに許可していないか確認してください。

求められる権限 妥当な場合 不自然な場合
カメラ レシート撮影、商品撮影を行うアプリ アンケート回答だけのアプリが求める
位置情報 店舗調査、移動系のタスクを扱うアプリ 在宅完結型のアプリが常時取得を求める
連絡先 妥当な理由がほぼない 「友だち紹介のため」と説明される場合も、許可は不要です
写真・ファイルへの全アクセス 特定の画像を選ぶだけなら不要 全件アクセスを求める場合は確認が必要
通知の常時表示 タスク受注が時間制のアプリ 広告表示が目的の場合がある

とくに連絡先へのアクセスは、許可する理由がほぼありません。紹介制度を使う場合でも、自分でリンクを送れば足ります。

権限は後から見直せます

すでに許可してしまっても、端末の設定から取り消せます。使っていないアプリの権限は、まとめて確認してください。

  • iPhone:設定 → プライバシーとセキュリティ → 各項目でアプリごとの許可状況を確認する
  • Android:設定 → アプリ → 各アプリ → 権限

あわせて、使わなくなったアプリは削除してください。登録した個人情報が残る場合があるため、退会の手続きが用意されているかも確認しておくとよいです。削除だけでは退会にならないサービスがあります。

始める前のチェックリスト

  • 本業の就業規則を確認した(副業の可否・届出の要否)
  • 運営会社名・所在地・問い合わせ窓口を確認した
  • 最低交換額とポイントの有効期限を確認した
  • 先にお金を払う必要がないことを確認した
  • 月に使う時間の上限を決めた
  • 配達型を選ぶ場合、事故・けがの補償を確認した
  • 受け取った報酬を記録する方法を決めた

やめておいたほうがいい進め方

  • 複数のアプリを同時に入れる — どれも最低交換額に届かず、有効期限で失効します。まず1つに絞ってください
  • 期待値を上げて始める — アンケートやポイント型は、時給換算すると低くなります。「スキマ時間の副収入」として扱うのが適切です
  • 睡眠時間を削って作業する — 得られる金額と失うものが釣り合いません
  • 本業の休憩時間に作業する — 就業時間中の副業は、就業規則違反になる可能性があります
  • 「20万円以下だから何もしなくていい」と考える — 住民税の申告が必要な場合があります

なお、アプリ型は始めるのが簡単な分、やめるのも簡単です。合わないと判断したら型を変えてください。1つのアプリに固執する理由はありません。使っていないアプリは権限ごと整理して、必要なら退会の手続きまで済ませてください。

よくある質問

Q. アプリ副業で月10万円稼げますか。
アンケートやポイント獲得型では現実的ではありません。配達・実働型であれば稼働時間に比例しますが、その場合は「アプリで手軽に」という前提から外れます。

Q. 20万円ちょうどなら確定申告は必要ですか。
必要になるのは「20万円を超える」場合です。ちょうど20万円なら該当しません。ただし住民税の申告は別途必要になる場合があります。

Q. 会社に知られずにできますか。
この記事では扱いません。就業規則で届出や許可が必要な場合、隠して行うこと自体が違反にあたります。 最後に確認の順番を整理します。①目的を決める → ②型を選ぶ → ③運営会社と規約を確認する → ④権限を確認して許可を絞る → ⑤上限時間を決めて始める → ⑥月に一度、実際の受取額を時間で割って判断する。アプリは入口が簡単なため、②や③を飛ばして始めてしまいがちです。順番を守るだけで、避けられる問題がかなり減ります。

まとめ

  • アプリ副業は5つの型に分かれる。手軽さと金額はトレードオフの関係にある
  • 配達・実働型は業務委託になることが多く、労災保険が原則対象外
  • 副業全体の時給は中央値2,083円。アンケートやポイント型はこれを下回る
  • 安全性の確認は運営元の明示先に払わせないことの2点が最重要
  • 消費者庁は「振込先が個人名義なら詐欺」と明確に注意喚起している
  • 確定申告が必要なのは「20万円以上」ではなく「20万円を超える」場合。判定するのは収入ではなく所得
  • 所得税の申告が不要でも、住民税の申告が必要になる場合がある
  • 自分の不要品を売った所得は原則非課税

サービスの条件や制度は変更されることがあります。登録前に各社の公式情報と公的機関の最新情報を確認してください。

あわせて読みたい

実際に使う前に、ペナルティと申し込み制限の仕組み、そしてスキルが残る副業の選び方を確認しておくと選択を誤りません。

まず1つ試してみたい場合、アンケートモニターは初期費用がなく、契約形態も単純なため入口として確認しやすい型です。

登録条件、最低交換額、ポイントの有効期限は変更される場合があります。申し込み前に公式サイトで最新の内容を確認してください。

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