不利なの?!転職で空白期間が不利とされる理由・面接における空白期間の理由の伝え方

「なかなか転職先が決まらず、空白期間ができてしまった」

 

「退職後、やりたいことがあるんだけどすぐに転職活動したほうが良いのかな」

退職後に転職活動を行っている人は、離職している空白期間(ブランク)が伸びるにつれ、選考に悪影響を与えないか不安になりますよね。

 

また離職して留学や資格取得のための時間を取ってから転職したいと考えている人もいるでしょう。

 

今回は空白期間が不利とされる理由と、面接で空白期間が聞かれたときの伝え方のコツを紹介します。

 

転職活動は計画通りに進むとは限らないもの。ペースも人によってそれぞれです。

 

空白期間は悪いものではありません。伝え方次第では良い印象を与えられる可能性もあります。

 

伝え方のコツを事前に理解して、自信を持って面接に挑みましょう。

目次

空白期間が不利になる理由

平均的な転職活動期間は3~6か月と言われ、それ以上長引くと選考で不利になるとされています。

 

実際は違うとしても、空白期間があると企業側に「退職日から今までずっと転職活動をしていたのか」と以下の点を懸念されてしまうのです。

 

・計画性の無さ
・人材としての魅力不足
・働く意欲の無さ

それぞれ詳しく解説していきます。

計画性が無いと思われる

退職後の転職活動は、仕事のブランクができることや金銭的な余裕が無くなることなどリスクがあるため、計画が非常に大切。

 

事前に計画が立てられていないと転職活動は長期化しやすく、体力的にも精神的にもきつくなります。

 

空白期間が長いと、そのリスクを予測せず無計画に転職を行っている人と思われてしまうのです。

 

計画性は仕事において必要な能力。面接官は空白期間の理由を詳しく聞くことで、計画性のある人間かを確かめるのです。

 

【転職活動のタイミング】自分に合った転職プランを立てよう

人材としての魅力が不足しているのではないか

空白期間の長期化から、面接官がまず考えるのが「転職活動が上手くいっていないのでは」ということ。

 

「この期間、転職活動をしているなら転職先は決まっているはず。他の企業も採用したいと思わないのなら、何か本人に問題があるのかもしれない」

と、企業側は疑ってしまうのです。

働く意欲が無いと思われる

空白期間があると、働く意欲も疑われます。

 

「働く意欲があれば、ここまで離職期間は長期化しないのではないか」

と考えられてしまうのです。

 

働く意欲がない人は最低限のことしかやらないため、成果も期待しにくく、企業としては採用したくないもの

 

そこで空白期間の理由を詳しく聞いて、働くことに対する姿勢を確認するのです。

空白期間の理由を伝えるときのコツ

面接で空白期間の理由を伝えるときのコツを紹介します。

 

ネガティブに捉えられがちな空白期間ですが、伝え方のコツを抑えれば好印象を与えることも可能に。事前にコツを把握しておきましょう。

素直に伝える

まず大切なことが、空白期間の理由を素直に伝えること。

 

本当は転職活動が上手くいかなかったから空白期間ができてしまったのに、印象が悪いからと「留学していました」などと嘘を付くのは絶対にやめましょう。

 

面接官は面接のプロ。何人もの求職者を見てきています。嘘はバレると思った方が良いでしょう。

 

嘘をつく行為は、空白期間が長いことよりも悪印象を与えます。またバレなかったとしても嘘の理由はどうしても具体性に欠けるので、面接官の不安を払拭できません。

 

面接官が空白期間について質問するのはあなたを責めるためではなく、採用するにあたっての不安を解消するため。空白期間は、悪いことではありません。

 

転職活動が上手くいかず長期化してしまった人も「その期間は必要な時間だった」と肯定的に捉え、離職期間中の行動を自信を持って伝えましょう。

空白期間で得たものを伝える

空白期間について聞かれた時、答えるべきは以下の3点。

 

・目的
・何をしたか
・何を得られたか

何をしたかに着目して話してしまいがちですが、大切なのは目的と何を得られたか

 

それが明確であれば、面接官は「その期間は無駄なものではなかったんだな」と納得してくれます。

 

転職活動が上手くいかず空白期間が長引いてしまった人は、その期間で何を得られたかだけを明確に伝えられれば十分です。

 

「自己分析を念入りにしたため、自分の本当にやりたいことが見つかった」
「さまざまな人と会い話を聞いたことで、人脈が広がった」

些細なことでも構いません。空白期間を肯定的に伝えられるようにしましょう。

【ケース別】空白期間の理由を伝えるときのポイント

ケース別に、空白期間の理由を伝えるときのポイントを紹介します。

転職活動の長期化のため

「希望通りの求人がなかなか見つからない」

 

「不採用が続いてしまった」

転職活動の長期化から空白期間ができてしまった人も多いのではないでしょうか。このケースで大切なポイントは3点

 

・客観的に自分の行動を振り返って反省する

例)不採用続きで、自分の甘さに気付いた

 

・その期間で何を得たかを明確にする
例)自己分析をやり直し、自分の本当にやりたいことにようやく気付けた

 

・反省を活かして今後どのように行動していくかを伝える
例)自分の理想のキャリアが明確になったのでそれを叶えるために、何事にも恐れず挑戦していきたい

病気やけがの療養のため

病気やけがは自分ではどうしようもできないケースも多いですが、以下のように不安に思われることもあります。

 

「体調管理ができない」

 

「今後も体調不良で休まれるのではないか」

 

「ビジネスの勘やスキルが鈍っているのではないか」

病気やケガが原因で空白期間ができてしまった場合は、療養中も情報収集したり、本を読んで知識を身に着けたり努力をしていたことをアピールしましょう。

 

また現在は回復し、仕事をする上で何の問題もないことを伝えるのは忘れずに。

 

もし定期的な検査や通院が必要な場合は、隠さずに事前に伝えておきましょう。後から言うのは企業にとっても、あなたにとっても良くありません。

 

どうしても必要な検査なのに、事前に伝えていなかったために配慮してもらえず、休みが取らせてもらえないなんてことも起こり得るのです。

スキルアップのため

「活躍できる場を増やすため語学力向上を目指して海外留学をしていた」

 

「資格取得のために勉強をしていた」

このような理由で空白期間がある場合は、自分のキャリアが明確であり、向上心がみられる点から比較的好印象を持たれることが多いでしょう。

 

しかし、このケースで重要視されるのがその成果です。資格を獲得できたのか、仕事に活かせる語学力が身に付いたのか証明できるようにしましょう。

 

もし勉強したけれど思うような結果が出なかった場合は、以下の3点を伝えることが大切です。

 

・思うような結果が出なかった反省点

 

・結果は出なかったが、その中で得られたもの

 

・今後どのように行動していくか

 

具体的な例)
「資格取得はできませんでしたが、基礎知識は身に付けることができました。今後は仕事で実務経験を積んで知識を定着させ、来年こそ取得したいと思っております」

さまざまな経験を積むため

離職期間を利用して国内外を旅したり、アルバイトとして他の職種を体験したり、趣味に熱中していたという人もいるはず。

 

「遊んでいたと思われるのではないか」との不安から理由を偽ってしまいたくなりますが、それはやめましょう。

 

空白期間の中で学んだことをしっかり伝えられれば、マイナスに思われることはありません。逆に「面白い」と好印象を与える可能性もあります。

 

「国内一周旅行をしてたくさんの人と話す中で、アイデアが生まれたのでそれを実現したい」

 

「趣味に没頭する中でやはりこれを仕事に活かしたいと思うようになり、それが叶う御社に応募した」

このようにどんな理由であっても嘘をつかず、自信を持って伝えましょう。

不安なら転職エージェントを利用しよう!

「空白期間が不利になるのではないか」とどうしても不安な人は、転職エージェントに相談してみましょう。

 

空白期間の理由についてアドバイスをくれたり、面接の練習をしてくれたりします。

 

転職エージェントは転職のプロです。利用料は基本的にかからないので、ぜひ一度相談だけでも利用してみてはいかがでしょうか。

 

【転職エージェントとは】転職を成功に導く活用法

 

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転職エージェントとは、転職を希望している求職者と中途採用活動を行っている企業の間に入り、転職活動をサポートするサービス。

みんきゃり編集部

また転職エージェントを利用すれば、転職に関するさまざまな相談も可能です。転職やキャリア形成のプロに相談することで、慣れない転職活動でも心強くなるでしょう。

 

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