【事例集】パラレルキャリアと副業の違い!メリットとデメリットも紹介

パラレルキャリア

近年になって、働き方にもいろいろなスタイルが取り入れられるようになりました。

 

そんな中で、副業についでメディアでも話題になっているのが「複業」「パラレルキャリア」という言葉です。なんとなくイメージはあるけど、実際はどういう働き方なの?

 

今回はそんな疑問に答えるため、「パラレルキャリア」を軸に掘り下げてみたいと思います。

パラレルキャリアと副業と複業の違い

「パラレルキャリア」「副業」「複業」、この3つの言葉それぞれの定義を確認してみましょう。

パラレルキャリア

「複業」とほぼ同義語で、本業と同時並行で(パラレル)で複数の仕事(キャリア)に従事するスタイル。

 

複数の企業に属したり、複数の職種に就いたりする働き方ですが、個人的な楽しみややりがいを重視したものを「複業」と区別して差すこともあるようです。

副業

主な収入源となる本業の補助として、本業以外の時間に行う仕事。補助的収入を得ることが目的となり、あくまで本業優先という意識のスタイル。

複業

「パラレルキャリア」と同義で使われることが多い。別企業への就職や自営業のほか、社会貢献活動といったボランティア活動なども含まれます。

 

【実例集】プロボノでスキルを活かしたボランティア!学べるメリット

パラレルキャリアで働く人々

実際にどのようなパラレルキャリアの事例があるのでしょうか?そのワークスタイルを知るために、体験談をいくつかご紹介します。

俳優業・デザイン業・飲食店経営、3足のわらじを履きこなす!

「どんな働き方?」

 

毎年7月8月は俳優として海外滞在。それ以外は、日中はクラウドソーシングや直接依頼で受けたデザイン関連の仕事を在宅でこなし、夜は飲食店経営をしています。

「きっかけは?」

 

もともと俳優業と脚本家として活動していたところ、収入アップを目指して、公演期間以外の時期に自由にできる仕事を探し、得意のデザインと飲食業をフリーランスでスタートしたんです。

 

企業に属すという経験は皆無なので、もともとフリーランスというスタイルだけでした。

「パラレルキャリアのメリット」

 

自由度が高く、好きなこと・得意なことを仕事にできることです。そして、それぞれの仕事の人脈が相互作用で活きることもあり、新しい挑戦を常に続けることができています。

 

「どんな経歴?」

 

高校卒業後、そのまま劇団を立ち上げ、舞台・テレビ出演をしながら、デザイナーとしても多くの作品を残す。40代男性。

お互い平日は企業勤め、週末は揃ってカフェ経営なご夫婦

「どんな働き方?」

 

コミュニティづくりの会社に、平日勤務する奥さまと一緒にWebメディア会社に平日勤務しながら、土曜日だけ間借りをしてカフェを経営しています。

 

「きっかけは?」

 

いつか地域に根付いたコミュニケーションの場を創りたいという夢があり、引越してそのエリアで出会ったバーのオーナーにその話をしていたら、間借りの提案が。

 

勤務している企業も副業を認めており、リスクを最小限に夢への第一歩を踏み出そうということがきっかけ。

 

「パラレルキャリアのメリット」

 

想定していなかったコミュニティや人脈との出会い、新しい発見ができること。

 

「どんな経歴?」

 

もともと同じ教育関係の企業で勤務。同じビジョンを持ち、同じ興味を実現した素敵なご夫婦。

ワーキングママ!会社員+ライター

「どんな働き方?」

 

週4日は、企業で広報・マーケティング業務、週1日はフリーでIT系ブログや記事の執筆をしています。1歳の娘がいるので、週4日の勤務も時短勤務の形を取っています。

 

「きっかけは?」

 

もともとパラレルキャリアとして、ライターの仕事を続けていて、そこにママ業も走り出したような感じです。

 

「パラレルキャリアのメリット」

 

それぞれのコミュニティが得られて、それぞれを生かすことができるのがメリット。また、いろいろな立場の要望を理解できるようになりました。

 

「どんな経歴?」

 

新卒入社した当初からパラレルワークを続けるという新時代のワーキングママ。広報・マーケティングの本業と発信するライターという親和性の高い組み合わせのパラレルワーカー。

経営するのは全部で6社、マルチ社長!

「どんな働き方?」

 

在宅の日もあれば、地方で新しいもの探しをする日もあります。編集や、起業コンサルティング、アパレル、日によって取り組む案件は違います。勤務時間ももちろん不定です。

 

「きっかけは?」

 

求人情報誌の編集者からスタートしたことが大きなきっかけです。いろいろな企業・その社風を知ったことが、独立をする上で最大の武器になったので。

 

「パラレルキャリアのメリット」

 

好きを仕事にする責任感が身につきました。セルフマネージメント力は必須なので、常に意識して取り組めるようになったのはメリットです。

 

「どんな経歴?」

 

編集者としてキャリアスタートし、自由な働き方を実現すべく編集会社を立ち上げ、そこから興味のある分野での仕事をするために会社を次々に立ち上げ、仲間を増やしているパワフルな40代男性。

英会話講師+企業研修講師+コミュニケーション講師+翻訳家+ライター…全部まとめてエデュケイター

「どんな働き方?」

 

毎日全く異なるタイムラインで動いています。

 

午前中に案件整理や執筆作業、午後にワークショップやレッスンコンテンツの準備や翻訳作業、日によってさまざまな時間帯で講師業を行なっています。深夜まで作業が続くこともあります。

 

「きっかけは?」

 

企業勤務を続けていましたが、大病を患い休職を余儀なくされ、働き方を見直したことがきっかけです。

 

「パラレルキャリアのメリット」

 

自分のスキルアップが常にできることが最大のメリットです。自分次第で、いかようにも市場価値を上げていける、手応えのある働き方です。

 

「どんな経歴?」

 

大学卒業後、不動産業・コンサル業などさまざまな業界で企業勤務し、そこで得たスキルや知識をもとに独立。30代女性。

パラレルキャリアで働くメリット・デメリット

とても魅力的な働き方にみえるパラレルキャリア、実際のメリットやデメリットはどのようなものなのかそれぞれ知っておきましょう。

 

<パラレルキャリアのメリット>

・収入が増える
・スキルアップができる
・人脈が広がる
・タイムマネジメント・セルフマネジメント能力が向上する

 

<パラレルキャリアのデメリット>

・本業に支障が出る可能性がある
・時間やコストがかかり負担になる

 

同時並行で多くのことに取り組む分、時間や金銭面では表裏一体のメリット・デメリットが生じることは理解できます。

 

何よりも自分自身に負担がかかりすぎて、全てが中途半端にならないように、それぞれのポイントを踏まえた計画性が求められるといえるでしょう。

まとめ

パラレルキャリアは、斬新な働き方のように感じるかもしれませんが、働き方が多様化し個々のスキルが問われるようになりつつあるこれからの時代、普通のスタイルになっていくかもしれません。

 

できることだけではなく、「やりたいこと」を働くことに転化する意識をこの機会に持ってみませんか?

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