企業から依頼されたアシスタント業務・秘書業務を行う「オンライン秘書」が大きな注目を浴びています。人手不足が日に日に顕在化している中、企業は社外からでも「細かい業務を丁寧で正確にこなせる働き手」を探すようになったのです。
・在宅可能
・最低限のスキルのみ
始めるハードルが低く、出産・子育てなど、何らかの事情で職場に通うことができない人でも挑戦しやすく、注目度が急増しています。
本記事では、そんな「オンライン秘書・アシスタント」の副業を徹底紹介。
・業務内容一覧
・求められること
・行う上での注意点
・副業として始める方法
→代行サービスに登録する
→クラウドソーシングを利用する
→キャリア/人脈を利用する
・収入目安
上記の順番で細かく解説していきます。
目次
オンライン秘書の業務内容一覧
最初に、オンライン秘書の業務内容を紹介していきます。依頼企業によって業務内容は変わる可能性が高いですが、一般的な業務は以下の通りです。
【秘書業務】
タスク・スケジュール管理
アポイント管理
電話・メール代理
リマインド
出張手配
資料作成
議事録作成
文字校正
データ入力(修正/集計)
文字お越し
【リサーチ業務】
価格調査
競合調査
物件調査
商品調査
【経理業務】
請求書管理・作成
振込み・支払い代理
【他専門業務】
翻訳
海外対応
海外取引代理
メディア運用代理
画像作成・加工
LP・バナー作成
エンジニアリング
営業代理
上記のような業務があります。専門業務となると、秘書という枠を超えた領域といえるでしょう。
・利用できる時間
・持っているスキル
を加味して、自分に合ったオンライン秘書業務を選択することが大切です。
オンライン秘書に求められること
次は、オンライン秘書をやる上で、持っておきたいスキル・心構えを紹介していきます。まず大前提として挙げられるのが「基礎的なビジネススキル」です。
・素早い返事
・真摯な態度
・納期を守る
・丁寧で正確な業務遂行
・相手への尊重(謙虚さ)
オンライン上であるが故、依頼手が気にするのはいわゆる「ビジネスマナー」と呼ばれる要素です。「信頼できる人かどうか」を見極める大きな材料になるので、一つ一つのやり取りを丁寧に、不信を持たれないように心がけなければいけません。
また、「PC・スマホにおけるツール・アプリ等の知識・利用経験」も大切になります。PCの場合、
・Word
・Excel
・powerpoint
・チャットツール
(チャットワーク・Slackなど)
・Googleドライブ
・Googleドキュメント
・Googleスプレッドシート
などが挙げられます。依頼手の意向に沿って、柔軟に利用するツールを変えられると良いでしょう。
利用経験があるかどうかも大切ですが、「ネット関連のツール・アプリ」利用に抵抗を持っていないことが大切です。PC・スマホ等を仕事で使用したことがない方は、最初に苦戦する可能性があります。
復習すると、
「基礎的なビジネススキル」
「PC・スマホにおけるツール・アプリ等の知識・利用経験」
上記2つが大切になります。
ある程度社会人としてキャリアを築いてきた方が有利なのは間違いありません。秘書経験がはもちろん、どのような仕事からでも、過去に得た経験を活かしやすい仕事であるとも言えます。
オンライン秘書をする上での注意点
オンライン秘書をする上で注意しておくべきことがあります。以下の通りです。
・常時対応を求められる場合がある
・多くの業務を抱えてしまうこともある
・コミュニケーションが難しい
始め方(利用するサービスなど)や依頼先によりますが、思っていたよりも「大変な業務」と感じるかもしれません。
また、オンラインだからこそ、円滑なコミュニケーションが簡単ではないことを覚えておきましょう。繰り返しになりますが、円滑なコミュニケーションにおける「適切な意思疎通」には、
・素早い返事
・真摯な態度
・納期を守る
・丁寧で正確な業務遂行
・相手への尊重(謙虚さ)
上記のポイントが肝心です。意識しましょう。
オンライン秘書・アシスタントで副業を始める方法
それでは、実際にオンライン秘書を始めてみたい方に向けて、オンライン秘書で副業を始める方法を紹介していきます。
基本的には、
・オンライン秘書/アシスタント代行サービス
に登録する
・クラウドソーシングで案件に応募する
・キャリア/人脈を利用して、案件を獲得する
三つの方法があります。順に解説していきます。
オンライン秘書/アシスタント代行サービスに登録する
企業向けのオンライン秘書/アシスタント代行サービスに、働き手として登録する方法です。
オンライン秘書/アシスタント代行サービスには、以下のような種類があります。
いくつかピックアップして解説します。
・フジ子さん
フジ子さんは業界において、利用価格が安い特徴のあるサービスです。上記画像の通り、オンライン秘書/アシスタントとして働く方は、ディレクションを行う「メインアシスタントの指示」に従って、業務を遂行する体制です。つまり、細かい連絡等の不安がある方は利用しやすいともいえるでしょう。
募集内容では、歓迎スキルとして、
日商簿記2級以上をお持ちの方
またはそれに準ずる知識資格ををお持ちの方
会計事務所、税理士事務所等での勤務経験がある方
(勤務年数は問いません)
総務、人事、バックオフィスの業務経験
Web関係企業での勤務経験
コールセンター勤務経験
上記内容が記載されています。参考にしてみましょう。
引用:『フジ子さん』採用情報
・スーパー秘書
スーパー秘書™では、募集メッセージとして、
チームがある
仲間とつながることができる
在宅で成長できる
といった内容が記載されており、成長や仲間といったキーワードが目立ちます。スキルに自信が持てない方でも気軽に挑戦しやすいでしょう。
公式募集HPでは、以下のような特徴を持つ方を募集しています。
事務作業が好きで得意な方
企画書やパワポが得意な方
プレスリリースを書いて広報支援ができる方
営業企画&アシスタントのご経験者
クリエイティブ路線の方
マネージャー気質の方
ウェブの管理なら任せて!の方
また、勤務中の休憩と夜間のみの副業で稼働している在宅ワーカーもいるようです。
クラウドソーシングで案件に応募する
また、クラウドソーシングサイトを利用して、オンライン秘書/アシスタント関連の案件を獲得する方法もあります。
利用者の多い人気クラウドソーシングサイトは以下の通りです。
クラウドワークス
ランサーズ
参考:クラウドソーシングの大手サイト『クラウドワークス』で「秘書業務」の仕事・依頼を探した結果
キャリア/人脈を利用して、案件を獲得する
他にも、これまで働いてきた会社の関係や、友人・知人を通じて、秘書/アシスタントの仕事を貰う方法もあります。営業が必要であり簡単ではありませんが、他の方法と違い「手数料を取られない」メリットがあるので、報酬が高くなるでしょう。
特に、人事関係や営業関係の仕事をしていた方など、広い人脈を持っている方は、最初に手当たり次第営業活動をしてみるのもおすすめです。
オンライン秘書・アシスタントの収入目安
オンライン秘書/アシスタント代行サービスを利用した場合の収入目安を紹介します。先程紹介した、フジ子さんの採用情報では報酬覧に以下のような情報が記載されています。
タスク見込み1時間あたり:900円(税込)
例:見込み30分タスクの場合450円
見込み95分タスクの場合1,425円
能力次第ではありますが、およそ時給900円程度ということです。また、スーパー秘書™では、「オンライン事務アシスタント業務」の報酬目安に以下のような情報が記載されています。
業務に応じて双方合意の成果報酬額をお見積り・お支払いします。
例:WordPressの記事更新750円~/件
請求書作成250円~/件
※成果報酬にできない際は業務一単位あたり1,200円〜/ 1時間
基本的に成果報酬、成果報酬にできない場合は1,200円〜/ 1時間のようです。
二つのサービスの報酬設定を加味すると、
オンライン秘書・アシスタントの収入目安は時給900円~1,200円。
スキル/専門性が高ければ、さらに上乗せされるイメージを持っておくと良いでしょう。副業として行う場合、休日のみ1日4時間業務をするとしたら、だいたい月1万円ほどの副収入が稼げるでしょう。
あくまで本業がメインです。無理をしないよう調整して仕事を入れるようにしてください。
まとめ
オンライン秘書・アシスタントの仕事における情報をまとめました。
・業務内容:秘書/リサーチ/経理
・求められること:ビジネススキル/ツール・アプリ経験
・行う上での注意点:業務が大変な場合がある
・副業として始める方法
→代行サービスに登録する
→クラウドソーシングを利用する
→キャリア/人脈を利用する
・収入目安:時給900円~1,200円
ご自身の納得できる方法で始められるよう、事前リサーチを徹底的に行いましょう。
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