音楽の副業で稼ぐのは簡単ではありません。しかし、決して不可能なことでもありません。

また、副業をすることで収入以外のものを得ることもできます。そして、長い目で見るとそれが収入に結び付くかもしれません。

この記事では、音楽の副業の方法7選と、副業を通じて得られるものを紹介。まずは、どんな収益化の方法があるのかを知っておきましょう。

音楽で副収入を得る方法一覧

音楽で収入を得るためには、どのような手段があるのでしょうか。

一口に音楽で稼ぐといっても、さまざまな方法が考えられます。安定した副収入を得るためには、多くの方法を知っておくことが大切です。

クラウドソーシング

クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサービスで収入を得る方法です。

たとえばクラウドワークスで見てみると、以下のような案件が掲載されています。

音楽で収入を得る方法としては比較的安定しています。場合によっては継続依頼を受けることもできるでしょう。

いくつかのサービスに登録して仕事を探してみても良いですね。

スキルシェア

ココナラのように、個人間でスキルを売買するスキルシェアという方法もあります。

クラウドソーシングサービスは企業対個人がメインですが、スキルシェアは個人同士なので少し気軽にできる印象があります。

ココナラでは次のような出品が見られます。

本格的にプロとして活動している人の出品もあれば、自身の腕前の上達のために出品している人もいます。他の人の出品を参考にしながら、自分が出品できそうなことを考えてみましょう。

アフィリエイト

アフィリエイトは物を紹介して報酬を得る方法です。Amazonや楽天などで販売されている商品を自身のブログで紹介することで、紹介料を受け取れます。

音楽関係のブログで楽器や録音ソフトを紹介することで、音楽で収益化できるでしょう。ただし商品のレビューや自身の音楽活動を記事にして紹介しなければならないので、少しハードルが高くなります。

また、まとまった報酬を得るのは簡単ではありません。たとえば、Amazonで販売されている楽器を紹介しても報酬として得られるのは販売価格の1％程度です。

収入を大きくするには、ブログに多くの読者を集める必要があります。

動画投稿

YouTubeやニコニコ動画に動画を投稿して収入を得る方法があります。アフィリエイトのように商品を買ってもらう必要はありませんが、集客して広告収入を得るという意味では同じです。

楽しみながら始められる方法ではありますが、こちらもまとまった報酬を得るためには多くの客を集める必要があります。

ブログの運営と同じく、知名度を高める必要があるといえます。

収入は、YouTubeだと1再生0.1円、ニコニコ動画だと1再生0.3円と言われています。

しかし近年は広告料は低下している傾向にあり、YouTubeは1再生0.02円くらいと言われています。100万回再生されても2万円程度です。

ライブ

ライブで収益を得ることもできます。ただし、ライブハウスを借りたりスタッフを雇ったりするとお金がかかるため、よく考えておかなければ赤字になる可能性があります。

たとえば、ライブハウスを新宿で借りようとすると、それだけで200,000円近くかかります。広さや立地にもよるので一概には言えませんが、黒字にするためにはそれ以上の収益を得る必要があります。

ライブで収益を得る手段はチケット代やグッズ販売です。

たとえば、チケット代が3,000円であれば、100人呼べば300,000円の収益となります。しかし100人集めようとすると、ファンが1000人単位でいなければ現実的ではありません。

実際、費用ばかりかかって赤字になるバンドは少なくないようです。ライブを収入の柱にしようと思ったら、ある程度人気が出ていないと難しいかもしれません。

路上ライブ

ライブハウスを借りるのとは異なり、路上ライブではあまり費用が必要ありません。しかし、どのくらいの収益が得られるのでしょうか。

昔は月に数万円稼いでいる人も少なくありませんでした。しかし、現在ではほとんどいないのが現状です。お金を入れてくれる人は多くなく、路上ライブをしていると警察に目を付けられる可能性もあります。

1日の収入が0円ということも珍しくありません。

ただ、ファンを増やすという意味で路上ライブをしている人は少なくありません。継続的に路上ライブをしてファンを獲得し、それが本格的なライブや動画配信での収益につながるのです。

音楽配信

最後に紹介する方法は、音楽を売る方法です。と言っても、一昔前と違い、CDやアルバムを売るよりも定額サービスで配信する形式がメインになります。

主に、Amazon MusicやApple Musicなどで配信が可能です。

こちらは、YouTube（1再生0.02～0.1円程度）で再生されるよりも1再生あたりの単価が高い傾向にあります。

たとえば、Apple Musicでは1再生0.7～1.3円くらいだといわれています。1万回再生されれば、およそ1万円の収入が期待できるでしょう。

まとめ

インターネットを活用すれば、音楽で収入を得ること自体は難しくありません。

しかしアーティストの人気や利用する環境などによって、収入は大きく変動します。安定的な収入を得るのは簡単ではないかもしれません。

いずれの方法にしても、継続することでファンは増えるでしょう。着実にファンを増やせれば、その分収入も大きくなります。

最初は収入の金額にとらわれず、知名度を上げるために副業に取り組んでみてはいかがでしょうか。