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「非上場」を公言していたエージェントが、どうして上場したのかっていう話(上場のご報告)

2020年4月28日、株式会社エージェントは、

\東京証券取引所 TOKYO PRO Market に株式を上場いたしました/

2018年に上場を目指すことを決めてからの2年間。

まさかコロナ禍の中で上場するとは、当時誰も想像していませんでした。

上場が決まり、多くの皆様にご祝福いただき、本当に感謝しかありません。

盛大にセレモニー、とはなりませんでしたが、本日はお祝いの様子をレポートしていきたいと思います。

と、その前に。

実は2018年までエージェントは、上場するつもりはない! と公言しておりました。

いやもうほんと、びっくりしましたよ私も。今まで散々「理想を追求するために上場しません!」って言ってたのに。え? すごい方向転換だけどどういうこと??? ってね。

そもそも「上場する」とはどういうことなのかをご説明します。

上場ってなんだ?

上場とは、ひとことで言えば「誰でもうちの株、売買できますよ」という状態にすること。会社は株を買ってもらうことで、資金を手にすることができ、多くのお金を集めることができます。株を買った人のことを「株主」と呼びます。

世の中にはおよそ250万社が存在すると言われており、その中で上場しているのは、わずか3500社しかありません。なぜこんなに少ないのかというと、上場するためには一定の基準をクリアする必要があるからです。株式単位数、時価総額、事業継続年数、利益額……など、厳正なチェックが行われます。そんな厳正なチェックをクリアした「上場企業」は、第三者からのお墨付きをもらえているということですから、当然社会的信用も上がります。

いいことづくめなのに、なんで上場しなかったの?

ここまで聞くと「社会的信用が上がれば、ローンも組みやすくなるし、親も安心するし、いいことづくめじゃん! なんで今まで非上場なんて掲げてたの?」と疑問符を浮かべた方もいるのではないでしょうか。ええ、私もそう思っていました。

しかし、ここで忘れてはいけないのが株主の存在です。上場企業は必ず、株主総会を開いて、株主の皆さんに経営状況や今後の取り組みを報告します。なぜか?

株主の目線に立って考えてみてください。お金を出しているのに、いきなりなんの儲けにもならなさそうな事業を会社が始めたら、文句のひとつも言いたくなるでしょう? お金を出していただいている株主の皆さんには、経営状況、売上向上のために何をおこなっていくつもりなのかを説明しなければなりません。当然、株主の皆さんの意見も聞く必要が出てきます。

なぜ、エージェントが今まで「非上場」を掲げていたのか。その理由がこれです。エージェントは、「次代を創る」という理想を追求し続けたい。しかし、多くの個人投資家は「儲け」が欲しいもの。株主の意見の言うままになれば、理想を追求することが難しくなる、というのが、これまで「非上場」を掲げていた理由でした。

上場を決めたのはなぜ?

では、今回上場に踏み切ったのはなぜか。

その鍵は、株式上場した市場「TOKYO PRO Market」が握っています。

この市場は、2012年よりスタートした特定投資家(プロ投資家)向け市場です。「利益主義」というよりも「ベンチャー企業を応援する」側面が強い市場なので、通常の上場に比べ、社外からの 経営に対する意見は少ないのが特徴。

上場を目指す上で、多大なご協力をいただいた株式会社日本M&Aセンター 三宅卓様との対談にて、代表取締役の四宮が、上場を決めた理由について語っています。

祝・上場

そうして「TOKYO PRO Market」での株式上場を決めた2018年。2年間の準備期間を経て、晴れて2020年4月28日、株式会社エージェントは上場企業に名を連ねることができました。

新型コロナウイルス感染症が猛威を奮う中での上場。当初予定されていた上場セレモニーや会見も無期限延期となってしまいましたが、日本M&Aセンター様のご厚意もあり、自社にて手作りのセレモニーを開催(マスク着用、3密を徹底。撮影時のみマスクを外しております)。多くの皆様より祝福の声もいただき、本社玄関にはお祝いの胡蝶蘭が溢れるほどでした。本当にありがとうございました。

公開企業として、ステークホルダーの皆様により信頼いただけますよう、社員一同精進してまいります。

引き続き、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

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