さまざまな業種で副業が認められるようになり、それに伴いあらゆるサービスが提供されるようになりました。そして、スキルや経験をシェアするサービスも多く、デザインも人気の分野となりつつあります。

実際にデザインで副業を始めるにはどこから始めればいいのでしょうか？今回は、デザインでの副業に焦点を当て、レベル別にその方法をご紹介します。

デザインで副業をする方法一覧表

早速、副業でデザインを活用する方法を確認してみましょう。

難易度はさまざまですが、複数の選択肢があるのは、初めての方にとっても心強いですね。それぞれの詳細を知ることで、あなたに合った方法を探してみましょう。

初心者向けのデザイン副業一覧

初心者向けで、始めやすい副業スタイルをまずみてみましょう。

知人からの直接依頼

一番手軽に挑戦できるのが、この方法。名刺のデザインやホームページ作成手伝い、簡単なイラスト作成の依頼を受けたことがある、という方も多いのではないでしょうか？

特別の機材も必要なく、手軽さと難易度の低さはダントツですが、一方収益を考えると、副業と考えるには難しい程度のものになる場合が多いです。

知人が依頼者ということもあり、ほぼボランティア的な条件になりがちです。無料で受けるとしても、「通常はこれくらいの価格だけど、今回は…」という説明をして、次回以降に繋げることも大切です。

実際の収入イメージは、1件数千円程度、案件数にもよりますがちょっとしたお小遣い程度というところでしょうか。

クラウドソーシングサービス

副業といえば、クラウドソーシングサービスというほど、さまざまな分野の案件に出会えるサービスです。

収益面では、非常におすすめですが、平均してデザイナー経験2年以上あたりでレベル感の案件が多いと考えておきましょう。

「ランサーズ」「クラウドワークス」「ココナラ」などが代表的でおすすめのサイトです。

普段経験しないジャンルのものにも挑戦できるのも、副業の醍醐味なので、積極的に受注してみてはいかがでしょうか。

収入イメージとしては、月に40時間程度の作業を想定して4~5万円程度が平均値です。

案件によっては、高単価のものも見込めますが作業時間や必要機材の兼ね合いがあるということも注意しましょう。

写真・イラスト販売

デザインの中でも、写真やイラストが得意な方におすすめなのが、この方法。

写真素材・イラスト素材を販売できる「ピクスタ」やLINEスタンプを販売できる「ラインクリエイターズマーケット」などが有名です。

気軽に始められるメリットはありますが、収益にできるのはほんの一部の人に限られているということが一番の注意点です。

無名で初心者の場合、大量に作品を販売して数撃てば…という可能性に賭けるという感覚なので、作業量と収益のアンバランスさは副業には不向きともいえるかもしれません。

収益化するという観点では、上級者向けレベルという感じです。

中級者向けのデザイン副業一覧

では、中級者向けのものではどのような方法があるでしょうか。順にご紹介します。

デザインコンペ

クラウドソーシングの案件のタイプで「コンペ方式」というものがあります。これは、報酬の設定は高い一方、コンペで選出されない場合タダ働きで終わるということになります。

高報酬を狙えるというだけでなく、デザイナーとしてのキャリアアップにつながる方法なので、挑戦する価値はあります。

有名なサイトは、その名も「登竜門」。

賞金50万円〜200万円というコンペもあり、競争率はかなり高いものですが、スキルアップを目指すのであれば最適な方法です。

オンラインショップ開設

デザイナーの中でも、オリジナルデザインアイテムの製作に興味がある方におすすめなのがこのスタイル。最近では、初期投資なしで、簡単に自分のオンラインショップを立ち上げ可能になりました。

オンラインショップを運営しながら、「デザインフェスタ」や「クリエイターズマーケット」といったイベントでブースを獲得して実店舗での販売を行う方もいらっしゃいます。

ここまでくると、副業というよりも本業に向けての準備というくらいの労力を割く必要が出てくることが注意点です。

オンラインショップを簡単に始められるサービスとして、「BASE」や「minne」が有名です。

やはり、オリジナル商品で収益を上げるのはかなり難しく、先述の通りかなりの労力を要する方法だといえます。

上級者向けのデザイン副業一覧

上級となると、副業というよりも独立に近いワークスタイルになってきます。

今後のステップアップの参考として、上級向けの方法の知識も役立つのでは？

直接受注する

この方法は、初級レベルにあった「知人からの直接依頼」のプロフェッショナル版という感じです。企業などと直接交渉をして案件を受注するスタイルで、副業というより独立したデザイナーのワークスタイルともいえます。

個人のネットワークが重要になるので、クリエイターが集まるイベントなどでの人脈を作ることも大切な作業になります。

ネットワークイベントを探すには「Meetup」や「Peatix」が利用しやすいでしょう。上級者向けですが、実際に副業として直接受注を定期的に受けることで、月額数十万円稼ぐケースもあります。

また、本業でデザイナーをしている場合、そこで得たクライアントと社外で個人受注することはご法度なので、しっかりルールを守って進めることも忘れずに。

サイト運営

簡単に言うと、アファリエイトによる収益を狙う方法です。デザインといったクリエイター分野はWebコンテンツとしての需要も高く、長期的に完全に個人のペースで進められるというメリットを考えても、挑戦する価値はあります。

Webサイトを簡単に作ることができるサイトも多くあります。

まずは自身のブログやデザイン情報を発信するサイトを立ち上げ、関連する広告を掲載し、収益に結びつけましょう。

月に5万円程度の収入を目指すには1年程度かかり、それなりの運用戦略も必要なので、難易度は高めです。

一方、Webデザインスキルだけでなく、ライティングスキルやWebマーケティングなどの知識も得ることができる付加価値の高い方法であることは魅力的です。

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まとめ

今は、副業は収入を増やすものではなく、スキルアップやキャリアアップの手段のひとつとしての役割も担っています。

デザインという特別なスキルを活用するためには、創造性を最大限に発揮するためにも、まずは「いかに楽しめるか」を重視して、自分のスタイルを見つけることが大切ですね。