副業をきっかけに発症するうつ病、『副業うつ』を知っていますか？本業以外で働く「負担の大きさ」を理解しないまま、副業を始めてしまう人が増えた結果、生まれてしまった言葉です。

「健康面」だけでなく、「お金」（休養中の収入が得られない）や「人間関係」（本業で働く会社からの信頼喪失）に悪影響を及ぼす可能性がある『副業うつ』の予防対策は以下の5つです。

各対策を具体的に解説していきます。少しでもリスクを感じている副業初心者の方は、必ず目を通しておきましょう。

副業うつは「副業をきっかけに発症するうつ症状」

副業うつとは、副業がきっかけとなって引き起るうつ症状のことです。

副業をきっかけに起こり得る上記4つのような問題が「副業うつ」の要因となります。認知度は高くありませんが、今後のさらなる副業ブームを見越すと、今のうちから「副業うつ」のリスクを理解しておくことが大切です。

副業うつの予防対策6個

副業うつの予防策は以下6つです。

各予防を詳しく解説していきます。

副業の必要性を再検討する

副業解禁ブームの波に乗ろうと、明確な理由を持たず、起こり得る問題を想定しないまま副業を始める方がいます。そういった方は、副業うつになるリスクが間違いなく高いです。副業を始める際は、できるだけ明確な目的を設定し、起こり得るリスクと天秤にかけるのが大切です。

その際は『副業のメリット・デメリット全１７種』を確認しておきましょう。

を改めてしっかり考え直すことが肝心です。副業をはじめるきっかけがわからない方は、副業を始める4つのタイミングも確認しておきましょう。

副業の目的を具体的にする

副業の目的は「具体性」を上げておきましょう。具体性が足りないと、副業へのやる気が起きないのはもちろん、副業をやめる決断もしにくくなります。

ゴールのない暗闇を歩き続けると、冷静さを失い、適切な判断ができなくなるのと同じです。「副業をすることで何を達成したいのか？」を深堀するためには、2つの方法があります。

具体的な解説は『副業のやる気UPテクニック４選』をご確認ください。

最後に、適切でない目的の例と、考える際に活用できる質問例を挙げていきます。

わざと批判的な視点を入れて考えてみるのがおすすめです。

模範になる副業経験者を探す

副業で成果を上げつつも、本業と私生活を問題なくこなしている副業の模範となる人を参考にするのも有効です。

など、経験談をもとにアドバイスをくれる人を探しておきましょう。

その際は、経歴/働き方/影響力など、自分とかけ離れた状況にある人の情報を、そのままそっくり真似してはいけません。あくまで、自分が真似できる部分をくみ取るのが大切です。

直接の知り合いでなくても、『Twitter』『Instagram』などのSNSを通じた人脈形成もできます。メッセージ・コメントを通じて、コツコツと親睦を深めていけば、アドバイスをもらえるかもしれません。

タスク管理を徹底する

副業では、副業を始める前によりも業務が増えるので、さらに細かいタスク管理が必要です。タスクに追われしまい、気持ちが追いつめられることのないよう、いつでも「計画的な業務進行」を心がけましょう。

『Trello』というツール（アプリでも利用可能）を利用すれば、視覚的に直感で《やるべきこと》《作業中》《完了》を判別して仕事を整理できます。無料でも利用できるので、試しに利用してみましょう。

休息管理を徹底する

タスク管理と同じく、副業を始める上で大変重要になってくるのが「休息管理」です。

休息管理では、常に以下のポイントを抑えておきましょう。

様々な視点から客観的に自分の状況を分析し、素早く異変を察知することが大切です。毎日記録を残すこともおすすめ。『食事管理』『体重管理』『睡眠管理』すべて便利な無料アプリがあります。利用してみましょう。

少しでも異変に気づいたら、

どちらかの選択肢を取りましょう。いつなんどきも身体が資本であることを忘れてはいけません。（職場で今すぐできる簡単なストレス対処法100個）

副業詐欺に気を付ける

最後に、危険な目に遭うリスクのある副業に注意しましょう。

お金だけでなく心身への深いダメージを追う方も大勢います。たった一回の詐欺で人生を棒に振るってしまうこともありえることをしっておきましょう。

まとめ

最後に、副業はいつやめても問題ないことを念頭に入れておきましょう。副業をしないと生きていけない人でない限り、副業は『やりたいときだけやる』べきなのです。焦せりすぎて、無理矢理行っても、自分に負荷を与えるだけ。

まずは、これらのポイントを抑えた上で、少しずつ、副業を行ってみましょう。一か月目は、週に数十分～数時間、二か月目からは半日など、無理のない可能なペースを維持していきましょう。