2019年、ネット証券新規口座開設数No.1に輝いた『楽天証券』。利便性の高さだけでなく、楽天ポイントが貯まる・使えるお得さも人気の理由です。

初心者からプロの投資家までが絶賛する楽天証券にはどのような特徴があるのでしょうか。メリットや注意点、口座開設方法まで詳しく解説します。

楽天証券とは

楽天証券は、大手楽天グループにより設立された、インターネット専門の証券会社です。

楽天グループという知名度と安心感のみならず、その利便性から近年急速にユーザー数が増加。開設口座は400万を超え、2019年の新規口座開設数は大手ネット証券会社の中で第1位と、トップクラスの人気を誇っています。

株式を始め、投資信託やFX、外国為替などとにかく扱う商品が多く、投資初心者から経験を積んだ投資家まで幅広いユーザーから支持を得ています。

楽天証券の特徴

数あるネット証券会社の中でもメリットが多いと評判の楽天証券。具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。楽天証券ならではの特徴・メリットを紹介します。

手数料が安い

多くの楽天証券ユーザーが挙げるメリットが、手数料の安さ。どのネット証券でも株式の取り引きをする際は手数料がかかってきますが、楽天証券は業界でもトップクラスの安さといわれています。

楽天証券の現物取引手数料の体系は「取り引きごとに手数料がかかるプラン」と「1日の取り引き合計額に応じた手数料がかかるプラン」の2種類。自身の運用状況に合わせてプランを選べるのも魅力です。

楽天ポイントが使える

楽天グループのサービス利用で貯まる楽天ポイント。楽天証券では、この楽天ポイントを使った投資も可能。貯めたポイントで国内株式や投資信託を取り引きできます。

現金を使わず投資ができるのでリスクが少なく、投資初心者も踏み出しやすいでしょう。

ほかの楽天サービスと連携してよりお得に利用できる

楽天証券はほかの楽天サービスと連携しお得になる特典が豊富。

楽天銀行利用者であれば、楽天銀行の口座と楽天証券の口座を連携させることで、普通預金の金利がなんと0.1％と高金利に。さらに、楽天証券で取り引きするごとに楽天ポイントが貯まる特典もあります。

普段から楽天サービスを利用している人であれば使わない手はないほどの多彩なメリットです。

初心者へのサポートが充実

楽天証券は、投資の情報を得られるコンテンツも充実させています。

このようなコンテンツで投資初心者をサポート。これにより、投資の経験なく楽天証券を始める人も増えています。

楽天証券をお得に利用する方法

手数料が安かったりほかサービスと連携できたりとメリットが多い楽天証券。続いて、よりお得に楽天証券を利用する方法をご紹介します。

楽天ポイントコースを選択

楽天証券で取り引きすると付与される楽天ポイント。このポイント付与には、「楽天証券ポイントコース」と「楽天スーパーポイントコース」の2種類のコースがあります。

どちらもポイント投資はできますがそれぞれ特徴が異なるので、自分に合ったコースを選ぶことで、よりポイントを有効に使うことができます。

楽天スーパーポイントスクリーンを利用

投資に利用する楽天ポイントを効率的に貯められるのが「楽天スーパーポイントスクリーン」。楽天ポイントに特化したポイントサイトです。

ゲーム参加や3秒程度広告を閲覧するだけでポイントを獲得できます。空き時間を利用して投資資金を貯められるのはうれしいですね。

支払いは楽天カードを利用

楽天ポイントは支払方法で還元率が変わってきます。現金や楽天Edyでもポイントは付与されますが、もっとも還元率が高いのが楽天カードです。

例えば楽天市場で買い物した場合、現金払いでの還元率は1.5％、楽天Edyで2％ですが、楽天カードは最大16％還元されることも。支払いを楽天カードに統一するだけでも効率的に投資資金を貯められるでしょう。

楽天証券の始め方

楽天証券を始めるには、まず口座開設が必要。口座開設はスマホからでも行えます。以下で、楽天証券を始める際の手続きを簡単に紹介します。

楽天証券を始めるときの注意点

楽天ポイント利用で手軽に投資ができる楽天証券ですが、それゆえの注意点もあります。事前に知っておくべき注意点を紹介します。

不必要なものを買ってポイントを貯めようとしない

貯めた楽天ポイントが投資資金になる点は楽天証券の大きなメリット。

しかし、投資資金を確保しようと不要な買い物をしてまで楽天ポイントを貯めようとするのはNG。資産を増やしたくて投資をするのに不要な買い物でムダに出費していては元も子もありません。

ポイント投資に夢中になるとついポイントを貯めることに執着してしまいがちなので注意しましょう。

自分を見失わない

どこでも手軽に投資できてしまうがために、常に投資で頭がいっぱいになってしまう人もいます。

投資での損得は気になるものですが、目の前の仕事や家事が手につかなくなるほどハマってしまうのは問題。

投資で利益を得ることを目的にするのでなく、「何のために投資するのか」「そのためにいくら必要か」を明確にし、自分を見失わないようにしましょう。

対人での相談ができない

楽天証券のデメリット部分として、対人での相談ができない点があります。

楽天証券は実店舗がないため、店舗に出向き担当者と対面で相談するということができません。相談や問い合わせのやりとりは電話やメールが基本です。

これまで対面でアドバイスを受けながら投資していた人は少々不安に感じるかもしれません。

外国株の銘柄が少ない

楽天証券は、外国株の取り扱いがほかの証券会社に比べ少なめ。米国株や中国株などメジャーなものはありますが、新興国の株はほぼ取り扱っていません。

銘柄の数も決して多い方ではないので、外国株を中心に投資したい人は物足りなさを感じる可能性もあります。

楽天証券におすすめな人

多くの人に支持されている楽天証券。特にどのような人が楽天証券に向いているのでしょうか。楽天証券に特におすすめな人を解説します。

楽天のサービスを愛用している人

楽天ポイントが使えたり楽天銀行口座との連携で金利がアップしたりと、なにかと楽天ユーザーにメリットが多いのが楽天証券。普段から楽天サービスを愛用している人は特典を受けやすいので、楽天証券によりメリットを感じられるでしょう。

投資にかかるコストを抑えたい人

楽天証券は手数料が業界でも低水準なため、投資の運用にかかるコストを抑えることができます。「投資で利益が出たけどその分手数料もかかった…」なんて失敗を避けたい人は、楽天証券が安心でしょう。

投資の勉強をしたい人

投資セミナーや投資情報メディアなど投資の勉強に役立つコンテンツが豊富な楽天証券は、これから投資を学んでいきたい人にぴったり。楽天ポイントを使って投資すれば元手もかからないので、リスクが少なく投資体験も積むことができます。

まとめ

手数料が安く、ポイントを使った投資もできる楽天証券は、リスクを最小限にして投資を始めたい初心者に高い支持を得ています。楽天ユーザーであればさらにメリットが多くなり、投資への興味も高まるでしょう。楽天証券のメリットをきっかけに投資を始める人は、今後ますます増えていくかもしれません。