「プロボノ」という言葉。海外ドラマでも耳にしたことはありませんか?「企業が行うボランティア的なことかなぁ」と、なんとなくの大まかなイメージを持っている方も多いはず。
実は、副業ブームが起きているいま、「スキルを活かした社会貢献活動」であるプロボノの注目度が非常に上がっています。
ここでは、「プロボノ」が何を意味していて、どのような活動であり、そのようなメリットがあるのかをご紹介します。
目次
プロボノとボランティアとの違いは?
まず、プロボノという言葉の定義から確認しましょう。
「プロボノ(pro bono)は、「プロボノパブリコ」の略。ラテン語で「公益(publico)のために」の意。米国で弁護士や医師が義務づけられている奉仕活動。公共奉仕・慈善事業などのために無料、または低額な報酬でサービスを提供する。1983年、米国弁護士協会(ABA)によって規定された。」
とデジタル大辞泉で説明されています。つまり、プロボノは専門知識や経験を生かして行う社会貢献活動を意味します。
ボランティアと大きく違うポイントは、自分の専門的スキルを活かして結果を出すことを目的とした社会貢献活動である、ということです。
ボランティアは、専門知識などを必要としない一般的支援色の強い活動を指しているというところで異なります。
プロボノ実践者の例
より理解を深めるために、実際にプロボノを実践している例をみてみましょう。
オンライン受付システム立ち上げ支援
「どういった活動?」
本業はIT企業勤務。システム構築の経験を活かして、通院や買い物などの移動が困難な人に送迎サービスを提供するNPO法人で、利用申し込みのオンライン受付システムの立ち上げを支援。
エンドユーザーである高齢者にも使いやすいシステムにするため、要望のヒアリングから実践まで取り組んだ。
「きっかけは?」
変化のない毎日を変えたいと考え、いろいろ模索する中でプロボノに出会う。「世の中の役に立ちたい」という思いが一番の動機。
「どんなメリット(学びなど)があるのか」
今までになかった「新しいことに挑戦する意欲」を身につき、社内でも率先した動きができるようになった。
「どんな経歴?」
IT企業勤めをしながらプロボノ歴5年。NPOを支援する団体で業務経験を活かした多岐にわたる作業に取り組む。
「どういう活動?」
NPOを支援する団体で、ホームページやパンフレット作成や各団体の課題整理、業務効率化のアドバイスなど、管理職の経験を活かした支援をしている。
「きっかけは?」
さまざまな展開をするNPO団体が、人的資産や業務遂行スキルの不足に悩んでいることを知り、自身の経験を活かしたいと考えたことがきっかけ。
「どんなメリット(学びなど)があるのか」
プロボノが求められる背景を体感することができ、その中で自分のできることを再認識することができた。
「どんな経歴?」
一般企業勤務の50代半ば男性。管理職クラスだが、定年後を視野に入れつつプロボノに取り組み始める。
システム構築/プロジェクトマネージャー
「どういう活動?」
NPO法人のシステム構築やプロボノプロジェクトのプロジェクトマネージャーとして問題解決に取り組み、現在はプロボノを広める活動を本業としている。
「きっかけは?」
退職後、ワークスタイルをいろいろと検討する中で、プロボノという言葉に出会う。
「社会の役に立ちたい」を実現できると思ったのがきっかけ。
「どんなメリット(学びなど)があるのか」
自分が何気なくやっていることの社会的な価値を認識でき、そのスキルをシェアすることで広めることができる。
「どんな経歴?」
18年間IT企業での勤務を経て、プロボノの経験を通して、プロボノを広める活動にシフトしたキャリアに転向。
精神障がい者就労支援
「どういう活動?」
メーカー業での営業経験を活かし、あるNGO法人の精神障害者の就労支援施設としての認知度を上げたいという課題解決に取り組む。
現状調査や課題整理、改善提案を実施している。
「きっかけは?」
社会人1年目から、外資系という社風もあり必然的にプロボノに出会う。
「どんなメリット(学びなど)があるのか」
何よりも社会貢献性を体感できる。参加して自分の知識を共有することが誰かの役に立つと体感でき、普段からスキルアップを意識した行動ができるようになる。
「どんな経歴?」
外資系メーカー営業マンとプロボノワークを両立。ブログでもその経験を配信している。
プロボノによる社会貢献性!おすすめする理由とは
プロジェクト遂行のために、さまざまなスキルを身につけることができるという声が多くあるプロボノ。
一企業で特定の分野での経験を積むだけでなく、新しい分野で自分の能力を試すことが社会貢献につながる。相乗効果をもたらすプロボノは、これからの時代に求められる経験のひとつになると考えられます。
そんなプロボノのおすすめ理由を詳しく紹介していきます。
専門性を再認識できる
結果を出すことを目的とする分、「自分に何ができるか」ということが重視されます。
幅広い知見とスキルを身につけられる
NPO法人や他企業から参画する人、あらゆるバックグラウンドをもつ人と共同作業することが求められ、コミュニケーション力やチームマネージメント力を身につけることができます。
高い生産性がある
何よりも「結果を出す」ことを第一としているので、社会貢献としては何かしらの実績につながります。ローコストで高い生産性が実現できるのです。
まとめ
経歴や所属団体のネームバリューより、個人のスキルや経験が重視される時代になり、副業のスタイルも大きく変化しています。
社会貢献を通して、自分自身のスキルアップやキャリアアップを実現できるプロボノという機会は、業務外の時間を最も有効に使う方法なのかもしれません。
支援を必要とする団体に対してはもちろん、所属する企業、社会全体への貢献を実感することができるプロボノ。あなた自身を知るためにも、一度挑戦してみませんか?
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