連日のように話題に上がる副業・兼業に関するニュース、みなさんはしっかりと理解できていますか?似たような言葉が飛び交っていて、あまり理解できていない方もいるのではないでしょうか。
特に「兼業」は、今大変注目されているにも関わらず、正しく意味が理解されていない言葉です。
ここで一度、兼業に関する「意味や使われ方」「メリットやデメリット」「取り組む方法」を確認しておきましょう。今後の副業関連ニュースの理解がもっと深まるはずです。
目次
兼業とは?5つの観点からみる副業との違い
兼業と副業の違いは明確に定義されていませんが、一般的には以下のような観点で使い分けられています。
労働時間
一つ目は「労働時間」です、副業の場合、本業で働く時間の方が長いという認識が広まっていますが、兼業の場合、本業と同程度の時間を費やしている場合に使われています。
労力
二つ目は「労力」です。副業の場合、労力の大半は本業に費やすものとされていますが、兼業の場合は、本業と同程度の労力を注いでいる場合に使われます。
雇用契約
三つ目は「雇用契約」です。副業では雇用契約が無いことを指すことが多いですが、兼業では雇用契約が結ばれている場合に使われています。
ただ、よく使われる「兼業農家」という言葉からもわかる通り、必ずしも契約の有無で区別するわけではないので、ご注意ください。
稼働時間
四つ目は「稼働時間」です。副業は、休日の時間を使って働くイメージが強いですが、兼業では、平日の日中など一般的な勤務時間で働く場合に使われています。
本業との関連性
五つ目が「本業との関係」です。兼業は副業と違い、本業と関係していて、競合となる可能性が高い仕事が多いです。一方で、副業は本業と直接な関係がなく、趣味や特技を生かしたものとして使われるが多いです。
なぜ、副業・兼業が注目されているのか
いま、副業・兼業が大きな注目を受けている一つの理由は、労働者が多様な働き方を求めているからです。政府の働き方改革や残業規制などにより、副業・兼業をはじめようとする人も増え続けているのです。
また近い将来、人間の仕事がITやロボットに代替されてしまうというニュースが頻繁にある中、働く場所が今後どうなるかという危機感も一つの理由です。
兼業ワーカーが増加している理由
1つの会社で働き続けることが不安だから
兼業を始める理由の一つに、「ずっと同じ会社で働き続けることへの不安」があります。
社会の変化が激しい現代において“安定した企業などは存在しない”ということに多くの人が気づき始めているのではないでしょうか。
兼業によってスキルを磨き、人脈を広げていれば、万が一会社が倒産した場合も仕事を失うことはありません。
また、一つの会社に慣れてしまうと、その会社特有の働き方や文化、制度に染まり、行動力や柔軟な発想力が低下してしまう恐れがあります。自己成長という観点でも兼業(パラレルワーク)は注目されているのです。
蓄積してきたスキルを試したいから
「本業で身に付けたスキルが社外で通用するのか」というきっかけで兼業を始める人もいます。一つの場所でしか通用しないスキルは本当のスキルと呼べるのか、という点が大きいかもしれません。
どこでも活かせるスキルを持っていれば、それは自分だけで稼ぐ力に直結します。その力を確認するために、兼業をするのが最適かもしれません。
自己実現を成し遂げたいから
本業で「本当に自分がやりたいことはできているのだろうか」と悩んでいる方もいるでしょう。
自分のキャリアや価値観を見つめ直して、本当にやりたいことは別の場所にあるかもしれません。兼業をすることで本気でやりたいことを見つけられる可能性があります。
給与が上がりにくいと感じているから
会社の昇給のタイミングは年に1,2回しかありません。思ったよりも給与が上がらず、会社に不満を持っている方も多いのではないでしょうか。
残業規制も厳しくなったいま、会社の給与を上げるのは難しいのです。収入口を増やそうと兼業を始める人も多いです。
兼業ワーカーとして働く4つのメリット
兼業ワーカーとして働く4つのメリットを紹介します。
スキルを成長させられる
兼業によって自分の持っているスキルの成長が期待できます。元々持っているスキルを活かす場合、環境が変われば応用力や柔軟な対応力は必ず問われます。
また、全く持っていないスキルを上げる必要も出てくるので、スキルは必ず上がっていくでしょう。
新たな人脈をつくれる
様々な仕事に関わると人脈を広げられます。多くの人と関わると、貴重な情報を得られたり、新しく仕事を紹介してもらえたり、ビジネスパートナーになったりと数々のメリットがあります。
また、『Saleshub』などの個人の人脈を活かした副業系サービスも生まれており、「人脈を広げること」自体が仕事になる時代が来ています。
視野が広がる
兼業をすれば必然的に、周りの人々の働く環境が変化し、自分の視野が広がります。これまで考えもしなかったことが思い浮かぶ事おもあるでしょう。
収入を上げられる
収入を増やすことが一番の目的ではない兼業でも、収入口は複数持つことになるため、結果的に収入は増えていくでしょう。
自分が働ける時間には限りがあるので、タイムマネジメントが上手な人ほど収入は増えます。
兼業ワーカーとして働く2つのデメリット
時間のコントロールが難しい
兼業は、「時間のコントロール」がとにかく難しいです。つまり、「いつ、何をするのか」を細かく上手に管理していかなかればいけないのです。
本業を複数持つようなものなので、身体的にも精神的にも負荷がかなり大きくなることは覚悟しておくべきです。
「うっかり予定を間違えていた」などとミスをおしないように、ツールやスケジュール帳を使ってしっかり管理しましょう。
高い情報管理スキルが必要になる
兼業をすると、複数のメールアカウントやツールを使うことになります。これらの使い分けが上手にできなければ、情報漏洩に繋がる恐れがあります。情報管理は慎重に行いましょう。
兼業ワーカーになるには?
兼業ワーカーを目指すためにはどうしたら良いでしょうか。
何よりもまずは、本業以外の仕事に慣れることです。業務内容はもちろん、スケジュール調整や情報管理、体調管理などあらゆる面をさらに意識する習慣を付けなければいけません。
「今はスキルがないけれども、これから磨きながら働きたい方」「ある程度のスキルがあり、それを活かして働きたい方」などニーズは様々ですが、どのような方法で兼業ワーカーを目指せるかを具体的なサービスと一緒に紹介していきます。
クラウドソーシングやスキルシェアサービス3選!副業の入口へ
兼業ワーカーになるためには、上記に書いた通り、まず本業以外の仕事になれなければいけません。
そんな時、特に利用しやすいサービスがクラウドソーシングサービス・スキルシェアのサービスです。大手の人気クラウドソーシングサイトは『CrowdWorks』や『Lancers』では既に兼業ワーカーとして本業を別で持ちながら働いている方もいます。
■『CrowdWorks』
エンジニアやクリエイター向けのスキルを要する高額の案件が多数掲載しています。人によっては、何千万も稼ぐユーザーもいるようです。
■『Lancers』
とにかく案件の種類が豊富で、CrowdWorksよりも案件は多いです。
■『ココナラ』
スキルシェア市場のトップに位置するサイトです。500円など安価なものから利用可能です。多種多様に自由な商品が販売されています。
慣れてきたら案件紹介サービスに登録!おすすめサービス3選
クラウドソーシングやスキルシェアのサービスではなく、プロジェクト参画や中長期の案件で働きたい方向けのサービスです。
よりハイレベルなスキルが必要になります。
■『クラウドテック』
WEBデザイナーやプログラマーなどのフリーランス向け
■『High-Performer』
フリーランスのコンサルタント・ITエンジニアの方々
■『Midworks』
エンジニアフリーランスの独立支援サービスとして、3000件超の案件を保有
スキルを磨き上げるサービス3選
スキルに自信がなかったり、より磨きたい場合はオフライン・オンラインのスクールに通うとより高いスキルを身につけられます。
独学では継続することが難しく、中途半端になりがちです。その点、お金を払いスクールに通うことで、「意地でもスキルを上げる」という状況をつくることもできます。
まとめ
本記事では、兼業の意味や副業との違い、注目される理由、メリットとデメリット、兼業をする方法を紹介しました。
今後、国や会社によって制度や環境が整っていけば、ますます兼業を始める人は増えていきます。
「兼業としてどこで働きたいかを考える」「副業をしながら兼業という働き方に慣れておく」「兼業で活かせるスキルを磨いておく」等、兼業を始める準備としてやっておくべきことも考えられます。
時代の波に乗り遅れないよう早めに行動していきましょう。
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