第1回「Lean In Agent」”女性のキャリアを考える” イベントを開催しました。
“Lean In” とは?
Lean Inとは、一歩踏み出すこと・挑戦することを意味します。
引用:http://leanintokyo.org/aboutus/
全ては、2013年、Facebook COOであるシェリル・サンドバーグが”Lean In”という本を出版したことから始まりました。
彼女は、この本の中で、女性がどのようにしたら野心を忘れずに、自分がやりたいことを挑戦できるのか、キャリアを積んでいけるのかについて書いています。この本で推奨している「女性が野心を持って、挑戦することができる社会」を実現するために、シェリルは本のNext StepとしてLean In.orgを立ち上げました。女性が1人ではなく、コミュニティ・サークルを持ち、お互いが支え合うことによって、社会を変えていくことができると考えたからです。
現在エージェントでもサークル活動をスタートさせ、ファミリーサークルに申請をしています。そして、先日初回として行ったのがこのイベント。
イベントを企画したのは、エージェントで初めて産休・育休取得を実践した黒沼。若い世代が中心で、未婚者が多かった当時のエージェントに、自らがモデルケースとなって出産時の制度確立のきっかけを創りました。
「女性が輝ける社会を創る」と、常に言い続けている黒沼。エージェントで働く女性も、もっと自分を知り、キャリアについて考えるきっかけを創りたい、という思いから、今回のイベントを発足。今回は “女性のキャリアを考える” をテーマに、全4回で実施する予定です。
本日はその第1回についてレポートしていきます!
キャリアって何?
キャリア、とよく耳にはしますが人によって受け取り方は千差万別です。
「給与が上がること、出世すること」「営業成績1位など、成し遂げた実績」「自分が培ってきた経験」…イベント内でもいろいろな意見が出てきました。
厚生労働省職業能力開発局「キャリア形成を支援する労働市場政策研究会」報告書の中では、キャリアについて下記の通り定義しています。
「キャリア」とは、一般に「経歴」、「経験」、「発展」さらには、「関連した職務の連鎖」等と表現され、時間的持続性ないし継続性を持った概念として捉えられる。
出典:厚生労働省職業能力開発局「キャリア形成を支援する労働市場政策研究会」報告書
「職業能力」との関連で考えると、「職業能力」は「キャリア」を積んだ結果として蓄積されたものであるのに対し、「キャリア」は職業経験を通して、「職業能力」を蓄積していく過程の概念であるとも言える。
つまり、”キャリア” とは、”自分を形成する過程” 。生き方そのものとも言い換えることが出来ます。
キャリアの概念が人それぞれなのも頷けますね。生きるうえで何を重視するのか、どうなりたいのかは一括りにできるものではありません。つまり、”キャリア” というものは画一的に定義できるものではないのです。
では、”キャリアとは何なのか” がわかったところで質問です。
あなたは今、自分のキャリアを描けていますか?
「YES」と明確にキャリアプランが伝えられる人、どのくらいいますか?
メンバー内では「将来どうなっていたいのか、よくわからない」「やりたいことはあるけれど、どうすれば実現するのかわからない」という声が多く見られました。世の中の大半の方は、同様の意見だと思います。
では、どうして明確にキャリアを描くことができないのでしょうか。
自分のキャリアを不透明にしているものは何?
キャリアはどうやって描いていくの? 難しく考える必要はありません。やりたいことがあったとき、何をするのか、身近なものでイメージしてきましょう。
例えば、貯金。「1年で100万円貯金するぞ!」と考えたとき、計画を練るには何が必要でしょうか。
- 【目標】1年で100万円貯金する
- 【現状把握】自分の収入がいくらか、1か月の支出はいくらか
- 【改善策】支出を抑える方法を考える
…といったように、計画を練るために、まずは自分の状態を確認しますよね。
これはそのままキャリアの話に当てはめると、こんな風になります。
- 【目標】将来の目標を実現する
- 【現状把握】目標達成のために活かせる強みは?、自分に足りないのは何か?
自分について理解できていなければ、やりたいことを為すために何をすべきかがわかりません。自分が理解できて初めて【改善策】というアクションに移ることが出来るのです。
と、いうことで、第2回 Lean In Agentのテーマは「自分を知ること」。
女性に限らず、皆さんに考えてほしいテーマですね!