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第14期年間MVS特別インタビュー

 先日行われた決起総会。セールスソリューション事業部の森永がMVS(Most Valuable Smilist=最も笑顔を創ったメンバー)として年間表彰されました。

 メンバー皆が目指す憧れの賞です。森永がこの1年、どんな仕事をしてきたのか。どうしてその仕事をするに至ったのか。どう仕事と向き合ってきたのか。根掘り葉掘り聞いていきたいと思います!

――MVS受賞、おめでとうございます。ずばり、何が評価されたと思いますか?

 個人賞ではありますが、チームとしていただけた賞だと思っています。特に、お年寄り向けスマホ教室の運用プロジェクトは、拠点やチームの枠を超えて、多くのメンバーと一緒に取り組むことができました。プロジェクトリーダーとして、代表してこの賞をいただいた、と思っています。

――全国的にとても大きなインパクトのあったプロジェクトでしたよね。そもそも、どういう経緯で始まったんですか?

 以前より取引を行っていた某大手IT企業様と、スマホメーカーのご担当者様がお知り合いで、そこからご紹介をいただきました。当時メーカー様は、自社でスマホ講師の派遣をやっていて、その話を聞いた某IT企業様がエージェントの名前を出してくださったんです。僕たちは某IT企業様とのお仕事で携帯ショップスタッフ様向けの研修講師を何度もやっていたので。メーカー様のやり方と某IT企業様が提供しているサービスを組み合わせたコンテンツを作って、某IT企業様とのお取引の延長として、講師の仕事を受注させていただきました。

 そんな中、メーカーのご担当者様から直接電話をいただいたんです。「市の生涯学習センターでの実施依頼があるのだが、対応できる講師がいなくて困っている」という内容でした。そこで、研修講師として場数を踏んでいるメンバーに実施を依頼。これが好評で直接のご相談が一気に増えました。

 メーカー様には「販売数を増やしたい」というニーズがあります。その中でお年寄り向けのスマホを軸に、まだスマホを持っていない層をターゲットにした体験会は非常に成約率が高く、先方にも注目していただいているプロジェクト。そのため、「このプロジェクトにもっと力を入れていきたい」という想いが強くあったそうです。教室実施を増やしていきたいというニーズにうまく当てはまったんですね。 

――全国の教室を運営していくことは大変だったと思います。

 そうですね。大枠のルールだけ決めて、細かなやり方はエリアの責任者にお任せしていました。僕は、メンバーにも「この案件を通して成長してもらいたい」と思っていたので、“どうやって主体性を持って動いてもらえるか”を意識しました。

 他のチームとも一緒に仕事ができるのに、作業で終わらせちゃ勿体ないと思うんです。だから、できる限り新しい挑戦をしてもらえるよう意識しました。これまでやったことのないような仕事を任せたり、新しい運用を考えてもらったり、改善提案してもらったり…。僕は方向性だけ示して、運用や改善はメンバーに任せるようにしていましたね。

MVSだけでなく、新人賞やチーム賞なども…☆

――こんなことを言うと失礼かもしれませんが、以前は「自分ですべてやる!」という側面が強い印象があったので、少しびっくりしています(笑)

 少し前から考え方が変わりましたね。自分がやってしまうことで、メンバーの成長の機会を奪っていたんじゃないか、と思うようになりました。

――何かきっかけがあったんですか?

 取締役ともめたことですかね(笑)

 これまでは、取締役から指示があって、僕を通してメンバーへ仕事を依頼していく、という流れだったんですが、僕がすごく切羽詰まってるときに、結構無茶な受注をしてきちゃったりして…執務室で大げんか!まあ、一方的に僕が怒ってたんですけどね(笑)

 それで、取締役から直接メンバーに指示するようになって。本来は良くないんでしょうけど、でも自分がいなくてもメンバーが何とかしてくれているところを見て、「あ、何でもかんでもやらなくても大丈夫なんだ」って。そこでようやく気が付いたんですよね。

 “我関せず”ではなく、何が起きているかは把握しながら、メンバーが困ったときにアドバイスする、というポジションがバランスがいいのかな、と。

――部下としては、任せてもらえることは嬉しいことだと思いますよ。

 全部自分でやってしまうことは、皆の活躍の場を奪ってしまうことなんだな、と気が付いてからは、自分自身の活躍の場所を決める事が大切だな、と思うようになりました。

 自分の活躍するフィールドを生みながら、それをメンバーに引き渡して、そして新たなフィールドを創り出して…という循環を創り上げれば、僕にとってもメンバーにとっても成長し続けられるようになると思うので、理想ですね。

――理想を実現するために必要なことはなんでしょうか?

 僕たちはひとりで仕事をしているわけじゃないので、チームとして全員が常にモアベターを目指し続ける組織でありたいですね。そして、そんなチームを創り上げるために僕がやるべきことは、“説明すること”と“挑戦する機会を創ること”だと思います。

 僕は、販売も、事務局も、営業も全部やってきましたが、経験の過程で見える景色が大きく変わりました。販売現場のニーズと営業の都合は必ずしも噛み合わないし、事務局から見ればまた違った解釈になる。それぞれやることが違えば、同じものでも見え方が変わるから、僕はそれぞれの視点に寄り添いながらきちんと説明することが大切だと思うんです。そうやって、意識を少しずつ広げてもらいながら、自分で仕事をコントロールできるようになってほしい。ある程度自走してもらいながら、ブラッシュアップを常に追求するチームでありたいですね。

――案件の規模もさることながら、森永さんの意識も大きく変わった1年だったんですね。

 そうですね。今までかつてないほどチームの枠をまたいで仕事ができましたし、全国の入社時期もバックグラウンドも違うメンバーが、AGとして“志事”に取り組んでくれました。みんなで一丸となれた経験ができて、本当に嬉しかったです。こうやって助け合える同志をもっともっと増やしていきたいですよね。

 案件に関わってくれたメンバーだけでなく、他の場所を支えてくれる人がいるからこそ、集中してプロジェクトに携わることができました。自分の与えられた場所で「任せなきゃよかった」なんて言われないように、メンバーに恥じない働き方をこれからもしていきたいですね。

 どこまで正しいかわからないですが、僕は「エージェントとしてどんな働き方をするのか」ということを常に意識しています。AG-MINDを理解し、AG-STATEMENTを体現しようとしているか。エージェントという会社を創る姿勢が“エージェントらしさ”に繋がるんだと思います。

 ただ仕事だけしているなら、エージェントである意味はない。エージェントとしての理想や考え方を広め、体現しようとしている人には、大切な仕事も任せていこうと思えます。

 だからこそ、わからないことは聞くこと。話したい人に話しかけること。自分から仕事を取りに行く姿勢を持って行動する。一緒に働く人はそういう人であってほしいし、そうやって成長できるように同志を生み出すことが僕たちの”志事”です。どうやったら伝わるのか、難しいところなんですけど。

 皆にMVSを取ってほしいと思います。仕事は大変だけど、目の前のことだけじゃなくて、チームとして、エージェントとしてベストを目指していける人こそ成長していけるんだと思います。

 今回のプロジェクトは、これまでのエージェントの信頼から任せていただけたもの。僕ひとりでは決して成り立たなかったプロジェクトです。仲間からの力を借りるだけでなく、僕自身がもっと“エージェントとして”価値を生み出せるようになること、価値を生み出せる人を創り出す力が必要なんだと思います。エージェントらしさを皆が発信できるように、同志を生み出せる人になっていきたいです!

森永雄大(Yudai Morinaga)

セールスソリューション事業部東京オフィス所属。
2008年大阪オフィスにて採用後、金融商材の加入促進・イベント運営等を経験。東京オフィスに異動後、新規クライアントの大規模プロジェクトのリーダーに抜擢。2015年、社内最大の売上を誇る事業部のマネージャーに昇進し、現在も売上の根幹を支えている。

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