企業のダイバーシティ&インクルージョンを評価する認定制度「D&I Award」で、エージェントが「ベストワークプレイス」に認定されました。
エージェントは昨年、本認定制度にて「アドバンス」の認定を受けていましたが、今年は昨年からスコアを上げ、「認定スコア:81」にて最高ランクの「べストワークプレイス」の認定を受けることができました。
D&I Award 概要
D&lアワードはダイバーシティ&インクルージョンに取り組む企業を認定する日本最大のアワードです。日本で活動する応募企業のD&Iの取り組みを独自の指標で採点し、スコアに応じて認定を授与します。
公式HPより引用:https://diaward.jobrainbow.jp/top#description
認定スコアについて
アドバンス(認定スコア:61〜80点)
日本国内企業の中でも、D&Iを先進的に進められ、ロールモデルとして日本のD&I推進を牽引している。多角的に幅広い取組みをすると同時に、社員一人ひとりがD&Iを尊重するような社内風土が醸成され、更なる変革に今まさに取り組んでいる。
ベストワークプレイス(認定スコア:81〜100点)
日本国内だけでなく世界的にも高い水準でD&I推進に取り組むD&I先進カンパニーで、D&Iの企業文化の醸成はもちろんのこと、社員一人ひとりがD&I推進を担う個として積極的に活動している。D&Iの理念は、サービスや事業、企業組織のあらゆる側面で反映され、それを今まさに社外にも波及している。
D&I Award公式HP「審査・評価方法」より引用:https://diaward.jobrainbow.jp/evaluation
評価は「ダイバーシティスコア」という指標で、100項目のチェックによって行われます。
ダイバーシティスコア
D&I Award公式HP「認定・アワード評価指標」より引用:https://diaward.jobrainbow.jp/index1
「ジェンダー」「障害」「多文化共生」「育児・介護」の5つの要素を合わせてダイバーシティとしています。“マイノリティ“、”マジョリティ“という枠組みを超えて、“すべて人“がいきいきと活躍できる企業づくりの基準となる指標です。昨年度は企業の取り組みを100項目で評価するダイバーシティスコアによって新しいD&Iのあり方を提示できた一方、企業規模によって取り組み状況が評価しにくい項目があったり、中小企業のD&Iを充分には評価しきれないといった課題がありました。そこで2022年度の「D&Iアワード」では企業規模によって取り組みのチェック項目を調整したり基準を変えることで、より多くの企業のD&Iを評価することに努めます。
エージェントでは、ダイバーシティ推進のため有志のメンバーが中心となり、制度変更・追加やコミュニティ運営を行っています。
昨年から1ランクグレードを上げての認定を受けることになった今回、有志メンバーにこれまでの活動を聞いてみたいと思います!
前年の結果を受けて注力したこと
「D&I Award」では、「ジェンダーギャップ」「LGBT」「障害」「多文化共生」「育児・介護」の5項目で評価を行います。エージェントでは以下のメンバーが有志活動を行っています。
ジェンダーギャップについての取り組み
- 管理者向け研修
- 生理休暇、婦人科系疾患のサポート
- 産休・育休利用、復職支援
前年の結果を受けて、今年注力した点は①管理職者の役割明確化とそれに伴う必要スキルの強化、②D&I関連研修のアップデートの2点です。
①に関しては、女性のキャリアに関する社内アンケートを回収したところ、「管理職は大変そうだけど、具体的にどのような役割・タスクがあるのかわからないため漠然とした不安がある」という声が多くあったことから実施しています。管理職候補育成研修の半年カリキュラムを内製し、管理職の役割明確化とスキル強化を実施しました。
②に関しては、女性のみならず、LGBTQ当事者、外国人への理解を深めて、無意識の偏見を取り除くための研修をアップデートしました。その研修動画を全メンバーの90%強が視聴完了・テストを受講しております。
今年は女性の子育てサポート企業として、厚生労働省認定「くるみん」の認定も受けることができました。
女性はもちろん、男性の育休取得者も増加しています!
LGBTについての取り組み
- 社内コミュニティ「LGBT-ALLY Network」
当事者だけではなくアライの方もコミュニティでの活動に積極的に参加しています。社会的な出来事や身近な話題について話したり、他では言いづらいことを吐露できるような雰囲気作りに取り組んでいます。 - 性自認に合わせた就業
戸籍上の性別に関わらず自分の望む性別で就業、トイレの利用などができるので、性別での悩みにとらわれずに職務をまっとうすることができます。通称名での勤務も可能です。(実績あり) - 同姓パートナーシップ制度
同性パートナーシップの証明書があれば、異性婚と同じように休暇やお祝い金の制度を受けることができます。
2021年にできていたことを継続してできるように、社内イベントを実施したり、研修動画をアップデートし、社内啓発を行いました。
カミングアウトデーに合わせ、全国のオフィスにレインボーフラッグを掲示したり、LGBTを扱った漫画を使ったセリフ当てゲームなどを通して、気づかずに行ってしまいがちな差別について考える機会を設けています。
LGBT当事者だけでなく、たくさんの理解者(ALLY)が協力してくださることでできることもあります。
今後は知識はあるけど他人事のように思っている人たちに課題感を共有し、「一緒になって社会を変えていこう!」と思う人たちを増やせる取り組みを考えたいです。
また、社内だけでなく、社外に向けてもLGBTやダイバーシティに関して社会貢献となる取り組みをしたいと思っています。
障がいについての取り組み
- 時短勤務・フレックス勤務
障がいだけにとどまらず、育児や介護などでも利用可能です。
現在エージェントでは障がい者の方にも働いていただいています。労務を窓口として専門機関のサポートを受けながら、障がい者の方でも取り組みやすい比較的負荷の少ない業務を社内で抽出して業務提供を行っています。
今後は更に障がい者雇用の枠を増やしていく予定です。ゆくゆくは障がい者チームで業務完結できるような仕組みを考えていきたいと思います。
多文化共生についての取り組み
- 多国籍社員向け研修・社内向け研修
宗教・文化などの違いを理解して尊重できるように、研修を行っています。 - 英会話コミュニティ「English Cafe」
外国籍のメンバーの他「英語を話してみたい!」というメンバーがゲームやランチを通して交流を深める英会話コミュニティを運営しています。
AGの企業としての成長に伴い、あらゆる場面で自身とは全く違う国籍や文化背景を持つステークホルダーとの関わりが増えてきているかと思います。国籍や文化背景が異なるなかでも、互いに理解しあい活躍できる働き方を実現できるよう、外国籍メンバーへの接し方の理解促進や体制のアップデートに取り組んでいきたいと考えています。
また、サポートする側として「何をすればいいかわからない」という声には、制度や仕組みを整え全社周知を図っていくことで応えていきたいです。
育児・介護についての取り組み
- 産休・育休利用、復職支援
- リモート勤務
育児だけにとどまらず、全メンバー利用可能です。 - 時短勤務・フレックス勤務
今年は大きな取り組みとして、厚生労働省認定資格「くるみん」を取得することができました。また、育児は妊娠中から始まっています。妊娠したメンバーを取り巻く方々への理解を深めるため、全メンバーが受講必須の研修項目に妊娠・妊婦について理解促進するコンテンツを追加しました。
今後もより良い職場環境を目指し、取り組みを続けていきます!